拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

私は白身の人/コチニージョとマンサニーアでめくるめく夜を過ごそう!

2021-05-25 17:55:42 | 音楽
自分で「塞翁が馬」と書いといて、どんな話だっけと気になりチェック。そうか、翁の自慢の駿馬がどこかに行ってしまった(ダウン)。だが、白馬を連れて帰ってきた(アップ)……って具合にアップダウンを繰り返す話だった。白馬と言えばソダシ。オークスでは、距離(2400m)が長いんじゃないかって不安視されていて、その不安が的中。馬群に沈んでしまった。その距離のことで、かねがね疑問に思っていたことがある。人間の陸上競技との比較である。競馬でマイル(1600m)は短距離の部類。長距離と言えば、例えば春の天皇賞は3200m。だが、マイルのたったの2倍である。人間の場合、100mの2倍の200メートル走はまだ短距離の部類である。長距離のマラソン(42.195キロ)は、なんと100メートル走の400倍以上を走る。そして、競馬の場合は、どちらかというとマイラー(短距離場)より、長距離をこなす馬をありがたがる傾向がある。だが、人間の場合、100メートル走もマラソンもどちらも競技の花である。以上が疑問である。なお、人間も動物も、どちらが向いているかは筋肉の性質で決まるのだそうで、長い距離を走る場合はヘモグロビンをたくさん蓄えなければならないので、筋肉は赤身がかかるという。魚も、短距離魚(って言い方はないが、今回だけ)は白身だが、長距離魚(回遊魚)は赤身。トリ肉も、飛ばない鶏は白いが飛ぶカモは赤い。だから、私は白身人間である。因みに、以前、いろんな動物を一緒に競走させる番組があって、驚いたのはラクダ。すさまじいスピードで走る。だが、いきなりバタッとつんのめって動かない。思いのほか短距離向きであった。この異種競走で断然強かったのはポニーであった。その名はナリタブラリアン(ナリタブライアンが全盛のときである)。さて、「塞翁が馬」を調べてたら、どういうつながりだか「酒池肉林」が出てきた。ちょうど、「肉」の話をしていたところだからベストタイミングではある。で、へえーって思ったこと。「肉林」と言ったらハーレムで多くの異性とちょめちょめをしているイメージを持つのは私だけではあるまいが、なんと、元の意味では、「肉林」は豚の丸焼きを指すんだそうで、「(豚)肉を縣けて林となし」の故事から来ているのだそうだ。豚の丸焼きは、どこの国にもあるようで、最近の日本でも、外国人が農場から子豚を盗んで丸焼きにしているけしからん動画をアップしていたが、私などは、そのけしからん動画を見て、まず最初に頭に浮かんだ言葉は「コチニージョ」である。スペインの豚の丸焼きの料理である(仔ウシの丸焼きは「コルデッロ」)。これとシェリーを合わせると最高に旨いそうだ。そう言えば、カルメンが「セギディーリャ」の中で「マンサニーア」がどうたらこうたらと歌っている。マンサニーアはシェリー酒の一種で、かなり美味である。ということで、今宵の募集企画(ワタクシと一緒にめくるめく夜をすごそう企画)は、「コチニージョとマンサニーアでめくるめく夜をすごそう!」である。因みに、私が感動のあまり号泣した映画ベスト5の中に「ベイブ」がある。子豚の物語である。コチニージョの話に続いて「ベイブ」で泣いた話をするところは、カビ対策として除湿の方法を紹介しているさなかに良い声を保つ秘訣を聞かれたゲストの堀内敬子さんが「加湿」と言い切った今朝のアサイチのごとしだが、本当のことだ。ベイブを見た後、生涯、断豚を誓った私である。その誓いは1か月の間守られた(それとも1か月しか守られなかったというべきか)。因みに、「私とめくるめく夜をすごそう」企画で次に公開を予定しているのは、「ブルゴーニュでコルトンシャルルマーニュを飲みながらめくるめく夜をすごそう」企画である。これもそそるねー、かなり。なお、今日のジャンルが「音楽」になったのはカルメンの話があったから。あしからず。