先日母屋の掲示板で、時代劇専門チャンネルの「オニワバン!」という番組のスペシャルで、京本政樹さんが二度も沖雅也さんのお名前を口にされたという情報があったので、総集編を観てみた。
司会はえなりかずきさんで、ゲストの京本さんが登場された後にアシスタントの森田涼花さんが「涼花の必殺女目線」と題して、必殺の男性キャラについて解説するコーナーがあった。
板に出たのは以下の通り。
一次ブーム
(1981~)
「新・必殺仕事人」 飾り職人の秀
三田村邦彦
三味線屋の勇次
中条きよし
二次ブーム
(1985~)
「必殺仕事人Ⅴ」 花屋の政・鍛冶屋の政
「必殺仕事人Ⅴ激闘編」村上弘明
組紐屋の竜
京本政樹
森田涼花さんの解説
「これまでの時代劇にはなかった映像美とさまざまな殺しのテクニックで高視聴率をたたき出した必殺シリーズ。そこには男性ファン中心だった時代劇に女性ファンを獲得する二大イケメンブームがありました。まず第一ブームは三田村邦彦さん演じる『飾り職人の秀』で女性ファンが増え、さらに中条きよしさん演じる『三味線屋の勇次』が加わり、必殺シリーズ最高視聴率を獲得。
巷のOLまでもがこのイケメン二人に魅了されたそうです。
そして第二次イケメンブームは、「必殺仕事人Ⅴ」「必殺仕事人Ⅴ激闘編」。当時まだ若手だった京本政樹さん演じる『組紐屋の竜』、村上弘明さん演じる『花屋の政』が出演し、これらが大ヒット。
なんと女子高生までが時代劇に釘付けになるというブームとなりました。
やっぱり女性は静かなる男の色気というか、そこに弱いんですね」
沖雅也ファンとしては承服出来ないこの解説。
必殺シリーズのイケメンキャラを作ったのは贔屓目を除いて客観的に観ても沖雅也さんであることは間違いない。
「必殺仕置人」の『棺桶の錠』、「必殺仕置屋稼業」の『市松』、「必殺からくり人富嶽百景殺し旅」の『唐十郎』と三作に出演して、それぞれの殺しの型が後のイケメン枠のキャラクターに受け継がれたというのは周知の話だと思っていた。
お名前が出ていた4名については勿論納得のイケメンキャラ代表格だが、それは第二次・第三次ブームであり、第一次イケメンブームは間違いなく沖さんのお名前があって然るべきである。
憤慨しながら見守っていると、京本政樹さんがおもむろに
「これはよく藤田(まこと)さんがおっしゃっているんだけど、この前の沖雅也さんとか、ああいう方とかが出てて、あと三田村さんになった時、中条きよしさんになった時ぐらいまでがOLさんぐらいの女性たちが撮影所に押しかけるというブームがあった」と解説された。
おお、京本政樹さんナイス!素敵!
よくわかっていらっしゃる。そして謙虚。
確かに巷で必殺イケメンキャラといえば京本政樹さんのお名前が真っ先に出て来るのは知っている。それでも、まず沖雅也さんというお名前を出して、この特集の文章を作った時代劇専門チャンネルの担当者にジャブを入れて下さった。
少し前になるが「徹子の部屋」でも沖さんのお名前を出して、担当者でありながら必殺の武器の解説をされた京本さん。
沖さんの演じた市松を徹底的に研究してご自分の必殺での役に臨まれたというお話しもしていらしたことがあった。
この日も、先輩たちが作り上げた必殺のイケメンキャラとして入ることになり、「藤田まことさんは頼りなかっただろうなと思う」と謙遜された。
京本政樹さんが必殺のイケメンキャラクターとして登場された時は、沖さんが亡くなられて間もないこともあって、沖さんの真似をしているんじゃないかなどと失礼なことを思ったものだが、京本さんはきちんとご自分の置かれた場所を認識して、そこからご自身のキャラクターを作り上げられたのだ。
後輩、やるじゃないかと笑う、余裕ある唐十郎さんの表情が浮かんだ。
京本さん、ありがとうございました。沖ファンには好感度うなぎのぼりです。
司会はえなりかずきさんで、ゲストの京本さんが登場された後にアシスタントの森田涼花さんが「涼花の必殺女目線」と題して、必殺の男性キャラについて解説するコーナーがあった。
板に出たのは以下の通り。
一次ブーム
(1981~)
「新・必殺仕事人」 飾り職人の秀
三田村邦彦
三味線屋の勇次
中条きよし
二次ブーム
(1985~)
「必殺仕事人Ⅴ」 花屋の政・鍛冶屋の政
「必殺仕事人Ⅴ激闘編」村上弘明
組紐屋の竜
京本政樹
森田涼花さんの解説
「これまでの時代劇にはなかった映像美とさまざまな殺しのテクニックで高視聴率をたたき出した必殺シリーズ。そこには男性ファン中心だった時代劇に女性ファンを獲得する二大イケメンブームがありました。まず第一ブームは三田村邦彦さん演じる『飾り職人の秀』で女性ファンが増え、さらに中条きよしさん演じる『三味線屋の勇次』が加わり、必殺シリーズ最高視聴率を獲得。
巷のOLまでもがこのイケメン二人に魅了されたそうです。
そして第二次イケメンブームは、「必殺仕事人Ⅴ」「必殺仕事人Ⅴ激闘編」。当時まだ若手だった京本政樹さん演じる『組紐屋の竜』、村上弘明さん演じる『花屋の政』が出演し、これらが大ヒット。
なんと女子高生までが時代劇に釘付けになるというブームとなりました。
やっぱり女性は静かなる男の色気というか、そこに弱いんですね」
沖雅也ファンとしては承服出来ないこの解説。
必殺シリーズのイケメンキャラを作ったのは贔屓目を除いて客観的に観ても沖雅也さんであることは間違いない。
「必殺仕置人」の『棺桶の錠』、「必殺仕置屋稼業」の『市松』、「必殺からくり人富嶽百景殺し旅」の『唐十郎』と三作に出演して、それぞれの殺しの型が後のイケメン枠のキャラクターに受け継がれたというのは周知の話だと思っていた。
お名前が出ていた4名については勿論納得のイケメンキャラ代表格だが、それは第二次・第三次ブームであり、第一次イケメンブームは間違いなく沖さんのお名前があって然るべきである。
憤慨しながら見守っていると、京本政樹さんがおもむろに
「これはよく藤田(まこと)さんがおっしゃっているんだけど、この前の沖雅也さんとか、ああいう方とかが出てて、あと三田村さんになった時、中条きよしさんになった時ぐらいまでがOLさんぐらいの女性たちが撮影所に押しかけるというブームがあった」と解説された。
おお、京本政樹さんナイス!素敵!
よくわかっていらっしゃる。そして謙虚。
確かに巷で必殺イケメンキャラといえば京本政樹さんのお名前が真っ先に出て来るのは知っている。それでも、まず沖雅也さんというお名前を出して、この特集の文章を作った時代劇専門チャンネルの担当者にジャブを入れて下さった。
少し前になるが「徹子の部屋」でも沖さんのお名前を出して、担当者でありながら必殺の武器の解説をされた京本さん。
沖さんの演じた市松を徹底的に研究してご自分の必殺での役に臨まれたというお話しもしていらしたことがあった。
この日も、先輩たちが作り上げた必殺のイケメンキャラとして入ることになり、「藤田まことさんは頼りなかっただろうなと思う」と謙遜された。
京本政樹さんが必殺のイケメンキャラクターとして登場された時は、沖さんが亡くなられて間もないこともあって、沖さんの真似をしているんじゃないかなどと失礼なことを思ったものだが、京本さんはきちんとご自分の置かれた場所を認識して、そこからご自身のキャラクターを作り上げられたのだ。
後輩、やるじゃないかと笑う、余裕ある唐十郎さんの表情が浮かんだ。
京本さん、ありがとうございました。沖ファンには好感度うなぎのぼりです。