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And This Is Not Elf Land

Frank Costanza


SEINFELD(となりのサインフェルド)

Georgeのパパ、Frank Costanza氏とは…


以前に、知り合いのJewish Americanが「SEINFELDの中で、一番Jewishな話し方をするのがGeorge’s fatherだ」と断言していたのですが…いまだに「わかるような、わからないような」

ただ、Frank Costanzaのかつての恋人(後で、ちょっと詳しく書きますが…)は、彼はloudでneuroticでeccentric。話し方はhalting way of talkingだったと記憶していました。実際、この傾向は年を重ねても変わりませんでした。

このGeorgeのパパ、Frank Costanza氏も、いろいろな逸話の絶えないキャラクター。(なんか、エピソードを盛り上げるために、いろんな逸話を「後付け」していきながら出来たキャラのような印象も受けますが)

また、第4シーズンのエピソード(The Handicapped Spot)で一度だけ、Georgeのパパが登場しますが、これはJerry Stiller(トップの写真)ではなくて、別の俳優が演じました。ここでは、社会福祉事業への貢献で表彰される模範的な市民でもあるパパになっています。しかし、この後、このイメージはつながらないので、ここでは、この「1回」はあくまでも「別物」と考えます。

さて、極度の金欠から親との同居を余儀なくされたGeorge君。Jerryのアパートでぼやいていました。(The Puffy Shirt)

GEORGE: My father wears his sneakers in the pool! Sneakers!
(僕のオヤジはスニーカーを履いたままプールにはいるんだぞ。スニーカーだぜ!?)

はぁ?
とにかく、第5シーズンのこのエピソードではJerry Stiller演じるパパが初めて登場するのですが、冒頭のGeorgeのこの台詞、(ワケがわかんないけど)それでも、見ているものの記憶に深くインプットされるんです。なぜ、スニーカーを脱がないのか…、ずっと後のエピソードで明らかになりました、

Costanza氏は、朝鮮戦争のときに仁川に駐留していた103部隊でコックとして働いていました。で、実は、今も朝鮮語がペラペラなんです。コックとしては、米軍一の腕前だったと自負しています。ある日、食材が底をついたとき、600ポンドの消費期限切れテキサス牛の肉を見つけます。若かったCostanza 氏、よく調理して、香辛料をたっぷり使えば大丈夫と、自分の腕を信じて調理するんですが、それを食した兵士は次々とトイレに駆け込み…。その辛い記憶があるために、氏は自分の調理したものを人に振る舞おうとしません。

また、現地で、Kimという女性と愛し合うようになり、結婚の約束をしますが、彼女の実家を訪ねたときに、靴を脱ぐのを拒否したために、二人の愛は成就しませんでした。Costanza氏は「足が臭うので、靴を脱ぐのが恐怖なんだ!」…そうです。ナルホド…でも、足が臭うので靴を脱げない人が、そのままスニーカーを履いてプールに入るというのは…ちょっと想像したくないですね。また、このKimという女性は、その後New Yorkのネイル・サロンで働いていて、Frank氏と劇的な再会を果たします。

(ただ、この朝鮮戦争関連のエピソードは、現地の人にも多大な犠牲を出したことから、製作スタッフは扱いを慎重にしたのだそうです。)

帰国したCostanza氏は「宗教グッズ」を販売するビジネスをしていた関係で、韓国のキリスト教系の宗教団体を創設した教祖と会ったことがあります。(ここは、番組中は、人物名も団体名もはっきり述べられていますが…検索を避けるために伏せます)氏の印象としては、教祖はa big apple pieのような顔だと思ったそうです。

(34丁目にある、有名なNew Yorkerのビルディング{「スリーパーズ」など、数々の映画にも映っている}がこの宗教団体の所有になったのもこの頃ではなかったでしょうか?{記憶はちょっと曖昧ですが}この頃、NYの人々がこの人物に関心を持っていたことが伺える言及だと思います。)

さて、彼が「恐怖を感じる」のは「靴を脱ぐこと」だけじゃないようなのです。小さいころ1ドル銀貨を収集していました。そのうちに、使うことに恐怖感を覚えてしまって、1ドル銀貨はどんどんたまっていったそうです。また、週刊TVガイドを収集していて、1冊でもないとパニック状態になります。またネズミを恐れる一方、リスには、これまた特別な偏愛を示します。

また、New York市民全員が名札をつける…という市長の案には「賛成」の立場を示しました。道行く人が「やあ、Joe!」なんて声を掛け合うのは良いことだと考えているようです。

ところで、このCostanza氏はイタリアのトスカーナ出身なのです。4歳のときに一族はアメリカに移住しました。しかし、氏にそっくりの従兄弟Carloはトスカーナに残りましたが、二人は後に再会します。さて、アメリカ生まれではない氏は、現行法のもとでは大統領にはなれません。そのために、氏は子どもの頃から既に政治に対する関心を失くし、投票には行ったことがありません。

氏曰く
They don't want me, I don't want them!

また、Knights of Columbus(カトリックの組織)に所属していると言っていますが、実生活の中でも宗教の教えを守るように義務付けられているのがこの組織なのですが、氏はここの一員のようには到底思えない…というのが大方の見方のようです。

一方、Costanza氏は”Festivus”という新しいholidayを制定(?)しました。これはChristmasにとって変わるもの。ChristmasとNew Year’s Dayの中間の日に祝います。ツリーの代わりにアルミのポールを立て、家族が集まって、一年で一番「がっくりした話」をします。

また、彼のmoveの特徴はstop shortです(?)
ワケがワカリマセンね…、これ、下ネタっぽい話なので、これで{終了}

Costanza氏の弁護士は「謎のマント男」です。


Frank Costanzaを演じているのはJerry Stiller。
日本では息子のBen Stiller(ベン・スティラー)の方が有名ですよね。

コメント一覧

master of my domain
ファイアー様、こんにちは。
Jason Alexanderが明かした話では、Jerry Stillerも途中降板して、3人目のFrank Costanzaが予定されていたのだそうです。でも、結局は続投になったようですね。
私は、"ph...phobia!"とか"s...spasm!"など、医学用語をhalting wayで言うところが、けっこうツボだったりします
ファイア-
The Fusilli Jerryも・・・
Costanza家、大好きです(笑)
こういう風にずらっと並べていただくと、Papa Costanzaのキャラ付けがすごくはっきりしますね。たしかに仰るように後付けでキャラがふくらんだところはありますけど、それだけ愛すべきキャラだということですよね。
The Handicapped Spotは、たしか2バージョンあるんですよね。前の俳優さんはGeorgeに見た目が似てるけど、やはりStiller氏の方が説得力ある気がします。だってboldnessって隔世遺伝ですもんね(笑)
トスカーナ出身とは知りませんでした。早くそのあたりのエピソードも見たいです!そっくりの従兄弟がいる・・・ってまるでサザエさんの波平さんみたい(たしか双子なんですよね 笑)
Costanza夫婦が別居中、PapaがGeorgeの部屋に居候してたのもおもしろかった!Kramerにすすめられて、ブラジャーを試着してましたよね!
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