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And This Is Not Elf Land

CARNEY

たまには渋めのも聴きます

レオン・ラッセル(Leon Russell)の72年の傑作アルバムCARNEY。

私は、外国人名の「カタカナ表記」に対しては、基本、あんまりこだわらない方なんですが(だって、きりがないし…じゃあ、マドンナは「マダナ」にします?ま、これについては、それなりのガイドラインに従って表記されるのがよろしいかと)

実は、この人の名前、Leonも、正確には「レオン」じゃなくて「リオン」ですよね。でも、これを「リオン」にすると、森本レオさんも、森本リオにしなきゃいけなくなりますよね(昔、デーブ・スペクターが似たようなことを言ってましたよ…爆)

いきなり脱線しまくっております。スイマセン~

私が持っているこのCDは、15年ぐらい前に、NYCのグリニッジ・ビレッジのTOWERで買ってきたものなのです。(今もある?)現在はAmazon Japanでも取り扱ってはいますが、輸入版ですね。国内版は出ないんでしょうか?70年代前半を代表するアルバムの一つなのに。

レオン・ラッセルの曲で、日本でも有名なのは、A Song for You、Superstar、This Masqueradeという、カー○ン○ーズでおなじみの曲になるんでしょう。なんで、これを伏字にしているかというと…この70年代のスーパー人気グループ(ま、その「人気」の大部分は日本だったけどねw)のファンの方に、喧嘩を売りそうだからです(笑)でも、止めます(何それ…笑)(大人げな~)



レオン・ラッセルはアメリカ南部から出てきたシンガー&ソングライターで、まぁ、分かりやすく言うと、独特の声と非常に泥臭いサウンドが特徴。

しかし、たとえば、アメリカの南部料理などを口にすると、昔どこかで味わったことがあるような、不思議な懐かしさがあるのと同じで、この人の歌を聴いていると、行ったこともないアメリカ南部が、自分の中の原風景と重なるような不思議な感覚になる。

このジャケットで、このおじさんが顔を白く塗っているのは、南部の町にやってきたサーカスとか、ミンストレル・ショーとか、そういうイメージなんでしょうね。1曲目のTight Ropeはシングル曲としてもヒットしましたが、今聴いても、まったく古さを感じさせない名曲。

この人の曲は、核となるメロディーに徐々にマイナー・チェンジが加えられていくような感じで、あんまり「突飛な」コード進行はしない。この曲の場合は、途中、サーカスをイメージさせるメロディーも入れたりして、変化に富んではいるけれども、心地よい統一感があります。

それと、この人の曲には、独特の「渋いロマンティシズム」(ってどんなんや?)があるのも魅力の一つなのです。3曲目のMe and Baby Janeなんて、なかなか憎い曲ですよ。

で、ラストのMagic Mirrorは、1曲目の「返歌」のようにも思えるのですが、このメロディーも、どこか懐かしい。

なんだろう、この感じは??だいたい、どう見ても、筋金入りの「男の高い声フェチ」なわたくしが、何十年たっても、このしゃがれ声のおっさんの音楽が気になるのは何故?

「どうしてなのよ?!」なんて、
  誰かの首根っこを捕まえて、問うてみたい気持ち…

これぞ、swamp…

秋の夜長は、レオン・ラッセルをどうぞ~



Leon Russell " Tightrope "
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