40年ぶりにお目見えするというGATSBY。(NYMFの話です)
さて…何といっても一番気になるのはCUTMANの「今」なのですが…
今回は、相棒君の口が堅くて、何も聞き出せません(!)ネット・ストーキングは、しつこく続けているんですがね~(で、ちょっとここには書けないような情報はたっぷり仕入れておりますよ)
しっかし、他の作品のBW入りの「噂」が耳に入るたびに、気持ちは複雑になります…いや、分かるんですけどね~「ほとんど無名の若いクリエイティブ・チームによるオリジナル作品」~そんな上手いわけにはいきますまい…
だって、見るからに凄いし>NEWSIES
で、いろいろ気を揉んでおりましたら、風邪をひいてしまいました(!)
ここらで、ちょっと話題を変えましょう。
只今開催中のNew York Musical Theater Festival (NYMF)ですが、ここで、40年ぶりにお目見えする作品があるそうです。それがGATSBY。大方のご想像どおり、例のTHE GREAT GATSBYを舞台ミュージカル化したものです。なんでも、これは1970年に、BWで上演する予定で、一度は、NY Times紙上でもアナウンスされたそうなんですが、結局は、いろいろな条件が折り合わず、実現しなかったそうです。
(そんなこともあるんだよね~)
とにかく、このTHE GREAT GATSBYというのは、アメリカ人に、もっとも愛されている小説といってもいいと思うんですが(で、私も大好きです)そのわりには(というか「それだからこそ」?)映画、舞台などの翻案が成功したという話はあんまり聞きませんです。
ユニークなのは、昨年の今頃、オフBWで上演された6時間半に及ぶ「リーディング」。こちらで、取り上げていますこれは、試みとしては、なかなか面白いと思いますし、再上演があれば、観てみたいです。
しかし、数年前のMETでのオペラもコケたそうですし、70年代のレッドフォードの映画『華麗なるギャッツビー』もいま一つでした。(だって…こう言っちゃあなんですが…デイジー役がミス・キャスト!)(それと、この映画、リメイクされているんですね!この話はあとで)
で、今回、40年ぶりに上演にこぎつけたGATSBYですが、曲目を見直し、脚本や演出にも少し手を加えたようですが、どのような仕上がりになっているのでしょう…とりあえず、批評が載るのを楽しみに待ちたいと思います。
とにかく、このTHE GREAT GATSBYって、なかなか舞台化や映画化に成功しないというのは、この作品自体が、ある意味、ちょっと特殊というか~そういうことだと思いますね。つまり、この小説って、わたし的には…主人公はギャツビーではなくて、隣人で語り手であるニック・キャラウェイだと思うのですよ。
描かれているギャツビーというのは、ニック自身の投影…というか、簡単にいえば、ニックの主観をとおして見たギャツビーの人物像なんであって、ギャツビーという、ひとりの「ヒーロー」を主人公とした作品を作り上げようとしても、成立しにくいんじゃないでしょうかね。
それでですが、今撮影中のリメイク作品なんですが、オーストラリアで撮影されているそうですね(3Dなんだとか)で、レオナルド・ディカプリオがギャツビーになるんだそうです。(ただ、今回も、ディジー役がイメージと違う気がします)それと、若き日のギャツビー役もいるんですが(あらら)なんか、再び「コケ」な予感が(笑)
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