帰国後、Broadwayで観たJERSEY BOYS(ジャージー・ボーイズ)と重なる音楽が聴きたいと自分のコレクションを探していまして、それで「これだよ!」と思ったのがコレ
杉真理氏の…なんと19年前のアルバムなんですね!
これ、よく聴きました。
私の中では、杉真理さんの曲は「四畳半臭のしない」数少ない日本の音楽の一つです(笑)
とは言っても、杉さんはキャリアも長く、日本のミュージックシーンの生き証人と言ってもいいほどの活躍をしていますし、コアなファンも数多くいらっしゃると思うのですが、私にとっては稲垣潤一さんの「ジンで朝まで」の作曲者であり、稲垣さんと共に活動をしていたから知っている…っていう程度で、彼のアルバムも、実は後にも先にもこれしか持っていません。(追記あり)
何故これを買ったかと言うと、おそらく、これは稲垣さんがラジオ番組で勧めていたからだと思います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
でも、このアルバムの曲はサウンドもアレンジも、とにかくカラフル☆
1曲目のディスコ風味の「ダウンタウンのAngel」は歌詞の世界がBilly JoelのUptown Girlの「返歌」みたいで面白いです。(だいたい、日本人の中に「ダウンタウン」「アップタウン」という概念はあるのか?それとも、私が田舎にいるから分らないだけ!?)
その他にも、歌謡曲のような親しみやすいメロディー+Elton John風味なRomancing Storyや、Beatlesとその時代のBritishな音を意識したアレンジの「Silent Nightをぶっとばせ」など、様々な個性を持った曲がジュークボックスから次々と飛び出すような感覚で聴けます。そんな中で、この人独特の洒落とディテールへのこだわり方は「さすが」です。
シングルカットされたMy Little World
古き良き時代のエンターテインメントを彷彿とさせる名曲。スタンダード・ナンバーのような完成度を持ったメロディーだと思いますね。で、改めて聴くと、ここのサビは転調している…いや、私の頭の中では、何故か「転調してないバージョン」で記憶されていたもので。
それと、この杉氏は自身のラジオ番組を持っていたようですが、とにかく喋りが面白い人ですよね。以前に、Beatlesのカバー・ライブで、Hello, Goodbyeを歌いながらの
You say “No”, サインペン~♪
には吹き出してしまいました。
今なら「おやじギャグ」だと顰蹙になるんでしょうかネ(?)
さて、この杉氏と先日少し話題にした山下氏ですが…
はっきり申し上げて、キャリアにおいても音楽の方向性においても被る部分が少なくないんですよね。それなのに、どうして私は、杉氏にはここまで好意的であるのかと言えば…理由は単純なんです
杉真理氏は山下氏ほどメジャーではないし、露出も少ない分、その音楽は、音楽としての純度が保たれた状態で届けられるから…ということでしょうね。
私にとっては、こういうことが
けっこう重要だったりするわけなのです…
念のため…
杉真理は「すぎ・まさみち」と読みます。
≪追記≫
あらら…
今見てみたら、92年リリースのWorld of Loveも持っていたよ(!)
しかし、このアルバムは最初のYou Are So Beautiful以外は記憶がないなぁ~(汗
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