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And This Is Not Elf Land

HAIRSPRAY @ Tokyo



HAIRSPRAY(ヘアスプレー)来日公演♪

一番、致命的だったところから書きますっ!


ネタばれしておりますのでご注意ください…

とにかくねぇ、
なんで最後にトレイシーとアンバーが「仲直り」するんですか?BWでは、たぶん、仲直りなんてしていないと思うんですよね~(違う?)来日公演では、カーテンコールのあとに、アンバーがトレイシーの頭にクラウンをつけてあげるんですよ~!そして、うるわしき友情のハグ…
これは、日本向けの「演出」なんでしょうかね。

バ…バカな!

まぁ、来日版なので、舞台がチープだとか、割愛されてるシーンがあったりとか、ダイジェストのような曲もいくつかあったりもしたけれど、でも楽しい雰囲気は伝わっているし、また、「言葉」が通じないところは役者の身体を張った演技でカバーしようとする努力も見られるし…ま、あんまり辛いことは言うまいと思っていたんですけど…

しかし、最後に
アンバーが「いい子」になったところで一気に興ざめでした。

なんてことをしてくれたんだ~

「へアスプレー」は「フルハウス」じゃないんだ~(声を大)



最後に、彼女が促されて踊りの輪に入るだけじゃだめなの?だいたい、アンバー母娘のような根っからの性悪はそんなに容易く直りませんよ(断言!)。そういうところも容赦せずにどぎつく描くからこそ、人間のしょうもなさがあぶりだされてくるわけで…

それと、なんかやたらと「へタレ」な字幕…coloredはハッキリ「有色人」とすればいいのに…ま、日本人もそれに含まれるから微妙なんでしょうけれど…意味のわからないお客さんもいたと思いますよ。かと思えば、そのわりにはcolor blindとかspecial ed.などは近年使われていないような日本語が使われていて「はぁ?」でしたね…ま、べつにいいんですけれど

終盤、アンバーが歌うCooties(しらみの歌)も短くなっていましたね。…っていうか、ここはお客さんも「引いて」いるような感じで拍手もまばらだったみたい。私はこういう根性の悪い歌は大好きなんですけどね~!BWでは、ここは「ド迫力」で歌うし、お客さんはヒィヒィ大喜びなんですけどね~日本ではウケないかなぁ。

あんな、中途半端に短くするんなら、いっそカットすりゃよかったのに。
最後を美談にしてしまうくらいなら、も~う、どーにでもしてくださいっ!

それと、ペニーがママに縛り付けられるシーンもカットでしたね。
ここは児童虐待を想起させるからか…
アメリカでも児童虐待は深刻な社会問題ですが、それでもこのシーンでは、みな普通にゲラゲラ笑っているんですけどね
そういうのは日本では受け入れられないと踏んだか…



ま、私も「日本ではウケない」SEINFELD応援団をやっていることですし(…)

とにかく、私はHAIRSPRAYは、その音楽から世界観にいたるまで、本当に大好きなのですが、日本では「ちょっと別物」として紹介されていたように思いました。

ええ、SEINFELDを「まとも」な話に「作り替えられた」ような気分です!…と申し上げれば、わかっていただけると思います(?)

本当に…
どうしてアンバーを「性悪のまま」にしておいてくれないのか!くどくど

○リプロのアイデアだったんですかね
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