Chicagoから帰ってきたJerryを空港に迎えに行くGeorge(こういうネタ多し!)(Jerryによれば、男友達の関係の究極の形が「空港へ迎えに行く」ってことらしい。その次が「引越しの手伝いをする」…)
しかし、道中Georgeの車が故障してしまって、どうやって帰ればいいのかわからない。到着ゲートにはMr. O’Brienと書いた紙を持って立っているリムジンのドライバーが。
確か、O’Brien氏はChicago空港で体調を崩して搭乗できなかったハズ・・・「待っていても無駄なのに」と言うJerryにGeorgeは「自分がO’Brienになりすませばいい。そうすれば君も一緒にタダでリムジンに乗せてもらって、アパートまで送ってもらえる」
なんかちょっと…なにやら最初から、突拍子もないことが起こりそうな予感が。で、Jerryが連れのDylan Murphyと名乗ることにします。「O'brienとMurphy」…私は、かれらがアイルランドっぽい名前にあこがれていたなんて知りませんでしたよ。いや、誰も知らなかったと思いますね。
リムジンに乗り込んだものの、ドライバーは途中で同じ「組織」のメンバー二人も乗せます。「組織」って??何やら怪しげな雰囲気に。
案の定、GeorgeがなりすましたDonald O’Brien氏は”the Aryan Union”(極右組織)の陰のリーダーだったのです。
NYで初の集会を開く予定で、極右台頭を阻止しようとするデモもMadison Square Garden付近で起きている。メンバーの女性Eva(笑)は狂信的な組織の支持者で、GeorgeをO’Brien氏だと信じて果ては「あなたのためになら死ねる」とまで言い出すのでした。
Georgeも、いつものように、しかし少々おどおどしながら、テキトーに話をあわせて「反ユダヤ」的コメントをしてみたり…。しかし、重なる挙動不審、ついにはFiddler on the Roof(屋根の上のバイオリン弾き)の歌を口ずさんでくれる始末。「偽物だろう!」ともう一人の男性メンバーから問い詰められてしまいます。
一方、Downtownでは二人の帰りを待つKramerとElaineがいます。Elaineは反極右のデモに向かう途中の知り合いの男性(結構ハンサム、WASP顔)に会います。Elaineは、基本的には、NYのリベラルで知的な女性という描かれ方をしていますから(時々、ハジけ過ぎますけどネ)こういう場面もそれなりに納得がいく流れになってますね。
最後はリムジンがデモ隊に取り囲まれて大騒動に。
なかなか面白いエピソードです。
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