昨日の記事のサブルーチンです。
それにしても15万年で2千人から67億人という増加は多いのか少ないのか?
これは平均すると一年当たり5万人強、10分で1人増えたかどうかという数字です。とはいえ2千人しかいないところで10分に1人も増えるとは考えられないので、当初はもっと少ないペースで、その後人口が増えるに従って人口増加は加速していったと考えるのが妥当でしょう。
現実に、現在地球上では一年当たり8千万人のペースで人口が増え続けていると言われており、今この瞬間にも毎秒3人づつ増えている計算になります。過去15万年平均値のなんと1579倍のスピードで人口が増えてるんですよね。
人類が地球を食い尽くすのは時間の問題ってことです。
サルとヒトの共通祖先が地球上に出現したのが700万年前。
そこから現生人類とネアンデルタール人の共通祖先が分化したのが80万年前
79万年前には既に自然発火した火を利用していた痕跡が残されている。
彼らはアフリカで生息域を拡大しながら一部はヨーロッパ大陸へも到達し、地中海沿岸で30万年前にネアンデルタール人となった。
現生人類がアフリカで種として分化したのは20万年前。ネアンデルタール人に遅れること10万年後のことである。
この現生人類は出現から5万年ほど経った頃(今から15万年前に)、生息環境の急速な変化に適応できず絶滅の危機に瀕し、個体数が2000人にまで減少したと想像されている。
絶滅の危機を脱した現生人類は、10万年前には自ら着火する技術を会得していた。そして6万年前にアフリカから大移動を開始し、3万5千年前にヨーロッパへ到達。時を同じくしてネアンデルタール人は急速に個体数を減らしていき、2万8千年前に絶滅した。
現生人類が絶滅の危機に瀕した際の生き残りのために会得した各種技術の開発と伝播にネアンデルタール人がどう関わったのか、ネアンデルタール人の絶滅に現生人類がどう関わっていたのか、興味が尽きないところではある。
まあどちらにせよ、わしが若い頃に習った事とはかなり違うことになってるみたいです。
だまんで、研究論文が出た際に、ナショジオで報道したわけ。
そんで、もと論文ざっと目を通したんだけど、7万年前に2000人つうことは書いてないんだよね。ナショジオの編集者が論文の話題性を上げるために、別の研究(2003)で報告されてる、2000人絶滅寸前説とくっつけて記事を書いたわけ。
で、論文の本筋(ミトコンドリアDNAを使ったアフリカ内での人類の進化の解析)とはぜんぜんちがう2000人、絶滅説だけが一人歩きしたっつうわけ。
(ちなみに、ミトコンDNAのデータから行くと二桁くらい個体数の見積もりが変わってくる)