前回の続き。
統計解析は面倒くさいので、表計算ソフトでAssociationsだけ見てみました。
公表されているオープンデータをいちいち探すのが面倒なので、とどラン(https://todo-ran.com/)で適当にデータを探し、牛乳の消費量と骨折患者数を探し出してデータをコピーしてOpenOfficeCalcで散布図を描かせて近似式と決定機数を出力させてみたところ、、、
近似式:y=-0.0933x+61.7898
決定係数:R^2=0.0054
極々弱いNegative Associations(負の相関)となりました。
牛乳の消費量が2人以上世帯における1年間の牛乳購入量なので、2人以上世帯の人口を算出して、都道府県ごとの人口一人当たりの1年間の牛乳消費量に換算してみましたが、傾向変わらず。
近似式:y=-0.0068x+54.6803
決定係数:R^2=0.000022
海外では牛乳消費の多い国や地域ほど骨折患者が多いという報告があるみたいじゃが、その話は日本には当てはまりそうにないですね。
ちなみに、今回使ったデータでは牛乳消費の多い県で1年間で一人当たり30リットルくらい購入している計算になって、一般社団法人日本乳業協会で広報されている最新の数字では平均がこれくらいの数字なんだけど、これって1日80mlくらいの量しか飲んでいない計算になるんだよね。
たくさん飲む人も全く飲まない人いるだろうし、飲むにしても毎日は飲まない人もいて、わしのように1年間で150リットル以上飲む人もいます。
そもそも骨折の原因は骨粗鬆症だけじゃなく交通事故や転倒や転落、スポーツ時の障害も含まれるので一括りに骨折でまとめるのは無理がありましたね。
とはいえ骨粗鬆症に関しては、受診率と受診で見つかった骨粗鬆症患者のデータくらいしか見つからなくて、受診していない人がどれくらいの割合で骨粗鬆症なのかが分からないので、骨粗鬆症に限った解析はちょっと無理そう。
統計から牛乳摂取による骨折リスクの有無を簡単に見出そうとしたけど上手くいかなかったというお話でした。
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