ワクチンを接種したから安心?
本当にそうだろうか?
ワクチンは病原体が体内に侵入した際に素早く免疫が働くようにするために接種するものであり,ワクチンを接種することによって感染を受けても症状が出なかったり軽く済んだり重篤化が防げるという性質のものだ。感染が予防されるものではない。
つまりワクチンを接種していても感染は受けるということを自覚しておかなければならない。
っで,ここからが重要。
ワクチン接種済みの人が
「自分はもうワクチン接種したから感染しないので安心」
という勘違いで感染防止を怠ってしまうと,この人がキャリアとなって感染が拡大してしまう恐れが多分にある。
他国でワクチン接種が進んだのに感染者も死亡者も増えたというニュースが流れていて,たいていはワクチンの有効率が低いだ何だという解説がされているようだが,私が過去に医者から聞いた話ではインフルエンザのワクチンなんて毎年摂取している人でも有効率50%程度で何年も接種していない人だと30%程度まで有効率が下がるということだった。これと比べて有効率70%を低いと言えるのだろうか?。
結局はワクチンが発症予防であって感染予防ではないことが理解されないまま規制を緩めてしまったことが原因だろう。
私たちはワクチン接種済みの人がキャリアになるという事実を受け止める必要がある。
とはいえ,この事実をうかつに広めてしまうとワクチン接種を躊躇う人が出てきてワクチン接種が進まなくなったり,一方でワクチン接種済みの人が,かつて感染者が受けたような誹謗中傷,差別の的になりかねない。そういう懸念からこのことを隠して報道されているのかもしれない。
ワクチンを接種したとしても,暫くはこれまでどおりの感染防止対策が必要だし,特にワクチン接種済みの人には,自分は重篤化しないにしてもキャリアとなって未接種者に遷してしまう可能性が残っているということをしっかりと自覚して慎重に行動していただきたいものです。
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