又七の不定記

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サイトフィッシングのススメ

2018-06-28 07:48:16 | 釣り

私のフィッシングライフのキーワードの一つに「サイトフィッシング」があります。

2年ほど前にクロダイのサイトフィッシングについてちょっとした記事を投稿しましたが、戦略的なところを少し再整理してみましょう。

魚を探し、見つけ、魚の頭の向きを確認して、魚の目の前にキャストして魚を釣る。
サイトフィッシングを簡単に説明するとたったこれだけのことなのですが、今回はもう少し詳しく説明します。

まず、サイトフィッシングが成立するためには魚が見える条件であることが大切です。
日が高い季節の正午を挟んだ数時間がもっとも光線の条件が良いのですが、日の高い季節となると夏至の前後と言うことになります。しかし夏至の頃というと日本ではちょうど梅雨の真っ最中ですね。晴れていないことが多いです(笑)。まあ正午前後であれば季節を問わずなんとか魚を視野に捕らえることは可能ですが、夏至の前後であっても朝6時とか夕方6時とかの太陽の光線が浅い角度でしか射さない時間帯には魚を見つける事はほぼ不可能です。

なので、目安としては朝10時から午後3時くらいまでで潮の良い日というのを狙うことになります。
しかしながら、光線の条件が良い季節の日中に潮が良くても、その日に釣りができるかどうか?。週末でなければ仕事を休まなければいけませんし、たとえ週末や休日であっても家族サービスは大切にしなければなりません。
この条件がなかなかクリアできないというのが、サイトフィッシングが普及しにくい理由なのだと思います。

逆に考えれば、この条件がクリアできれば後は釣り場に行って経験を重ねるだけです。

では実釣における留意点を・・
まずは魚を見つけなければなりません。
ほとんどの方は魚を探すというと魚体を直接探そうとしますが、水の中の魚を視認できる範囲は意外と狭く、そうそう見つけられる物ではありません。
魚のサインは、海底にできる魚の影だったり、魚の体側に反射した光だったり、魚が水面近くを泳いでいるときに水面に生じる曳き波だったり、浅いところで底を掘っている魚が尾びれを水面上に出しているテイリングだったり、いろいろとあります。
最も魚を見つけやすいのはテイリングなのですが、これは本当に水深の浅い場所でしか起こらないので、たいていは水面の変化を注視しながら怪しい変化を見つけたらそこで影や光を探すという感じでしょう。

どちらにせよサイトフィッシングでは通常の釣りと比べて人と魚との距離が非常に近いため、釣り場では魚を驚かさない慎重な行動が求められます。

運良く魚を見つけることができ、こちらの存在を魚に気づかれなければ、後は魚の進行方向と移動速度、渓流では流れの速度を読んで、魚に食わせの間を与えつつ見切られない手頃な距離にキャストします。
このあたりの見極めができるようになるまでにはトライアンドエラーの繰り返しです。
うまくいけば一投で結果が出ます。
成功例失敗例含めていくつか動画をYouTubeにアップロードしていますので、参考にしていただければと思います。

投げて巻いてを繰り返して偶然の出会いを求めるのも楽しいですが、サイトフィッシングではフライやルアーに対する魚の反応が丸見えなため、結果にかかわらず何が良くて何が悪かったのかチェックが働き、次の釣りにそれが活かせますのでスキルアップに繋がります。

釣果が伸び悩んでいる方や、投げて巻いての釣りにマンネリ感を感じている方、是非サイトフィッシングにチャレンジしてみてください。


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