会社の帰りに実家に寄り道した。
「寄り道」と言っても、家とは正反対なのだから、「寄り道」と言うのには何だか違う気がする。
写真はナナ。
普段父は2階の部屋に居り、この夜も2階の部屋からテレビの音が聞こえていた。
然し、1階で私が冷蔵庫の食材を漁ったり、仏壇に線香をあげ、冷蔵庫から栄養ドリンクだの色々取り出して物音を立てても気付く様子が無い。
「まぁ、玄関のカギは掛けてあったし、平日の夜に息子が来るとは思っていないのだろう」
とは思ったけれど、
「泥棒が入っても気付かないのではないか?」
と思ってしまう。
で、抜き足差し足で2階にいってみると、部屋のホットカーペットも上でナナとバカでかい爺さん猫・・・じゃなくて、親父がウトウトしていた。
「またTVもつけたままで、スヤスヤどんな夢見てるの?」
って、西野カナの歌が浮かんできそうだけれど、近年デブデブになった親父相手ではそんな可愛らしい歌は似合わないなぁ(⌒∇⌒)
「珍しい。ナナがこっちの部屋に居る」
「矢張り、親父には懐いているなぁ」
「俺が連日実家に通っている時は、落ち着かないのか、この部屋には来なかったもんなぁ」
「で、その間も全く構わず、ホットカーペットを占領していたシロは散歩かな?」
と思ったら、私の背後の出窓の上にシロが。
親父に言われて気付いた私にシロが「ニャぁ」と一言。
「ずっとここに居たニャ。気付けやこニャ ヽ(`Д´)ノ」
親父とチョット話をし、実家の食料を沢山食し、気持ちと胃袋にたっぷり充電し、北風吹きすさぶ中、気分良く家路に就きました。
親父に裏の通りの中華料理屋さんが11月いっぱいで閉店した事を聞かされた。
既に引っ越され、違うお店がその建物に入るとの事。
シロは、そこの猫にベランダ越しにチョッカイを出していたので、「ベランダに出して!!」と言う事が有る。
既に引っ越してしまっているから、中華料理屋さんの猫も居ないのだけれど、今夜も「ベランダに出して!」と言ってきた。
窓を開けると少しの間ベランダに出て、中華料理屋さんの方を見ていた。
当然ながら中華料理屋さんの猫が出て来る事は無い。
シロは『どうしたのだろう?』と思っているのだろうな。
何だか切なくなったなぁ~~。
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