今年も叱咤激励 どうぞよろしくお願いいたします
新しい年が始まる 晴れわたっているが 冷え込んだ朝
大阪の実家へ 年賀の挨拶に向かう
朝方まで飲んでいたため 出遅れる… いけませんな
大阪は 少し暖かい
実家で おせちをいただく 牛蒡や蓮根 素材の味と煮しめの味 深く
昼から 近くの寺で催されている 寄席 へ 落語会 ですな
親子そろって 普段はカラダばっかり 動かしてるので
上方文化に触れる 良い機会
落語が好きだ ここ最近の流行ではない 小さい頃から好きなのである
若手芸人の事はめっぽう弱いが 古典落語には 強いのである
繁盛亭 ビッグネームの襲名披露 連続TV小説の影響もあって
いまや 落語は お年寄りだけのもの ではなくなってきている
落語とは もともと寺の和尚さんが 子供や待ち人に説法する際に
面白おかしく 聞きやすいように 説法したのが 始まりなのだとか
その後江戸期に入り 江戸の町では大坂出身の 鹿野武左衛門が
芝居小屋や風呂屋で 「座敷仕方咄」 を始めた
同時期に京都では 露の五朗兵衛 が四条河原で活躍
後水尾天皇の皇女の御前で演じることもあったそう
大坂には 米沢彦八 が現れて人気を博し、名古屋でも公演をした
『じゅげむ』の元になる話を作ったのが 初代の彦八であると言われている
観覧料の支払いにも 江戸と上方 違いがある
昔は 江戸では先払い 上方では後払い であったのだそう
よって 上方では 面白い噺をして 客を引き付け続けておかなければいけない
面白くないと 途中で帰られてしまい お金にならないから
ゆえに 上方落語がおもしろい とおもうのは 贔屓目であろうか
本日のとりは 『花籠』
病の力士の代わりに 高砂まで相撲をとりに行く 提灯張のお噺
古典の中には その当時の世相や時代背景を知ってないと解かりにくいものもあるが
寄席の席で 録音ではない 本物のお囃子の音に耳を傾け
手ぬぐい 扇子 そして しぐさ というミニマムな道具で
優しく優雅に 笑わせるという匠の話芸 初春の 良いすごし方 か
本日の噺
笑福亭 松喬 『花籠』
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matsunorida
迷監督
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