山奥の鍛治工房

趣味でやっている鍛冶作業の記録

増えた鍛冶7つ道具

2006-10-22 20:43:49 | Weblog
ばんざーい。鍛冶七つ道具が増えた。
親戚の伯父から戴きました。
遺品です。
何やらおかしげなもんがあるが、なんじゃろうかい。って言わないように。
右端にあるのが、鉄を削るカンナ。センと言います。
きぃーきぃーって結構耳障りな音が出るんですなこれが。
センの隣が、炉中の小さな工作物を挟むツカミハシです。先が曲がってます。
パイププライヤーみたいなものは、曲がりハシ。これはクワの刃先を修理するときに
使います.柄を射し込むヒツ穴に差して使う。外れないのでハンマーの修理に応用
できるかも。
 後は火造り用の平ハシ。厚物を挟めるように口の隙間が広く取ってあります。
これら全て手作り品。本職の鍛冶職人の自作品です。
 これくらい作れるようになれたらなぁ。

切り出し1号

2006-10-22 17:56:19 | Weblog
ようやく、依頼された品を完成させました。
1年も作らんで何しとったんや~って言われてしまいかねませんが。
裏すきもばっちり。
 焼き鈍し後の空叩きは、木の台に置いて木槌でもってそれこそ機関砲のごとく
スココーンと丹念に叩き、焼き入れしました。
 やはり、木槌で叩いたのと金槌で叩いたのとは違うようです。
いつも片刃を焼くと大反りの大曲がりしてしまうのですが、この度は小さく曲がっただけに
止まりました。
 焼き戻して、再び修正のため木槌でスココーン。
どうでしょう。
 自作ダマスカスの模様は。この模様はおそらく後にも先にも、二度とできないと思います。