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満天の星空が見たい!

温泉旅がメインの生活。酒とグルメとミステリ小説、ごくたまに失恋の話。

化粧をしない女とは、もう飲みに行かない!

2016-04-03 23:38:09 | 恋愛

久しぶりに女性と酒を飲んだ。相手はふたり、仕事関係のお誘いだった。若い時は、掃除のおばちゃんまで口説いたと言われるほど女性に関心があったが、3年前、最愛の女性と別れてからまったく女の気がない。いや、ちょっと待て、そうではなかった。去年の暮も押し詰まった12月30日の深夜の12時過ぎにある女性に口説かれ、そのまま体の関係を求められたが、自分の体がまったく反応せず、赤っ恥をかいたことがある。もっとも、その時は、夕方の5時過ぎから飲みっぱなしで、泥酔していたという言い訳もあったが…。

しかし、今はまったく「無」の状態である。身体的にも、精神的にでもある。女性を誘って飲みに行こう…という発想がまずない。これはやはり、セックスに関心がなくなったからだと思う。女性を飲みに誘うということは、その延長上に相手を口説こうという意図があるからで、それがなくなったら誘う意味がない。まあ、極論ではあるけれど…。


今回も相手がリクエストした飲み会だったが、ふたりは放送関係のМ・Cと、解説者だった。ともに40歳ぐらいだが、美貌はМ・Cの方が断然であり、仕事柄、声のトーンも素晴らしかった。かたや解説者はジャージが似合いそうな女性で、まったく化粧気もなく、魅力に乏しい。しかし、愛想はすごくいいのだ。「お前、仮にも男と飲むのなら、化粧ぐらいしてこいよ」と言うと、「すみませーん、忘れました」と、屈託なく答える。

誘われた飲み会だったが、相手が女性二人では、こちらが勘定を持つしかない。店に入ってすぐに意思表示をした。「さあ、ふたりとも、好きなものを飲んで、好きなものを食べてください」と…。すると、解説者の方は腕まくりをしてメニューをにらみ、早々と3品ぐらい注文した。彼女は酒を飲まない。しかし、食い気は人一倍あるようだ。

かたやМ・Cの美女は、「いえ、私は皆さんが頼まれたものを少し分けていただければ、それで結構です」と、言い、オーダーした焼酎のボトルと、氷、水を手元に置いた。そして、「えーと、Мさん(俺)はロックですか、水割りですか?」と、笑顔で聞いてきた。その仕草は、男の無粋な表情を和ませる…。

えらい違いである。解説者は、「どうぞ、皆さんもつまんでください」と口では言いながら、皿を独占し、ほとんど一人で食べている。それを見て苦笑したら、「私は飲まないので…」と、苦笑を返して来た。そして、片手にはメニューを持ち、視線もそちらの方である。そして、「すみませ~ん、注文をおねがいしま~す」と、また店員を呼んだ。

そこでハタと気がついた。この女(解説者)、美貌のМ・Cで俺を釣り、初めからタダ食いの気やったんやな!と。М・Cには、「Мさんがあなたと仕事の話がしたいと飲み会を希望しているよ」と言い、そして俺には、「М・Cと、私のやりとり、どうですか?一度、Мさんのアドバイスを聞かせてくれませんか?」と言ったのだ…でも俺の考えすぎかも知れない~そう思った俺はアホの坂田だった。

その居酒屋はそこそこ高級で、三人で26000円も払った。「チクショー、化粧なしの女のくせによく食いやがって~」と、思っていたら、別れ際に、「Мさん、私はこんな高い店でなくてもいいですよ。次は大阪のたこ焼きや、お好み焼きが食べたいな」と、宣った。それを見ていた美女のМ・Cさんは、両手を合わせてごめんなさいのポーズをした。本当に申し訳ありませんーと頭を下げた。ちなみに、彼女たちは、愛知県から出張してきたのだった。

考えてみると、今の自分には美人もブサイクもまったく関係がない。そもそも女性に興味がないのである。結局、前の彼女と別れた後遺症がまだ残っているのか~と、再認識をしてしまった。気分は最悪である。でも、ひとつの教訓は得た。化粧をしない女とは絶対飲まない、好きな男性が相手なら、どんな女性も着飾るのが真理である。初めから飲み食いがターゲットで、おれはネギを背負った鴨だったのである(泣)

でも、あのМ・Cさんと二人きりなら、飲んでもいいかもーが頭をかすめる俺は、本当は術中にはまってしまったのか?





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