周囲は緑の山、日本でも有数の星空が見える露天風呂
ハイペースで温泉旅行をしている。別府、宮崎の旅から帰ってきたのは3月24日
だが、28日から2泊3日で長野県南木曽駅(なぎそ)から送迎マイクロバス20分
の、「ホテル富貴の森」に連泊した。場所的には、中央アルプスの南あたり。中仙
道、妻籠宿から飯田方面に10分の位置で、標高900メートルの高原地帯らしい。
南木曽駅からマイクロバスに乗ると、我々の他はすべて外人さんだった。しかも、
白人の方ばかりである。「へえ~」と思わず声が出た。最近、日本を訪れる観光客が
多いのは大阪の街を見ても分かるが、アジア系の人が多く、白人系の人々は2,3割
程度である。ホテルに着いてさらに驚いた。全12室の温泉ホテルだが、半分以上が
白人観光客だったのである。仲居さんに聞くと、4月の予約はさらに白人系観光客が
占めており、7対3ぐらいの割合いになる日もあるという。
おそらく、ガイドブックなどの影響だと思うが、中仙道の宿場町がそのまま残っている
馬籠、妻籠の時代的町並みが大人気らしい。白人系とアジア系の、日本に求める観光コ
ンテンツが異なるのだと思うが、それにしても、アジア系の観光客一組も見なかった
のは意外だった。
まあ、それはともかく、「ホテル富貴の森」が、いい温泉ホテルなのは間違いない。高級
山小屋ホテルという感じで、部屋にしても、風呂場にしても木曽檜(きそひのき)をふんだ
んに使っていた。温泉は美人系のヌルヌル湯で、場所柄、露天風呂は丘の上に設えており、
見晴らしも最高だった。
しかし、今回の目的は温泉だけではない。このブログの題名である「満天の星空が見たい!」
にしては、星空情報が全くないので、「星空テラス」があるこのホテルを選定したのだ。今、
「日本一の星空 ナイトツアー」で注目されている昼神温泉はここからわずか20キロ、団
体で行くより、個人的に楽しみたいと思い、空気が澄んでいて、高所のにあるこのホテルに
訪れた次第である。
初日は半曇りで、綺麗に星が見えたものの、「満天」ではなかったので2日目に期待した。こ
の日の天気予報は降水確率0%、夕方も雲一つなく、大いに期待した。8時ごろ、星空テラス
に上がると、意外にも自分一人だけだった。900メートルの高地なので気温はマイナス3度、浴
衣の上にセーター、ジャンパーを着てもぶるぶる震えたが、こんなチャンスを逃がしたくないの
で、自動的に照明が消えた後、しっかり夜空を見続けた。
うーん、こんなものか?確かに普段の2、3倍は星が見えるが、インターネットなどに貼ってある
星空の、「星雲」らしきものまでは見えていない。そこで30分、粘りに粘ったが、ついに雲が出
てきて、やむなく部屋に帰った。そのことを朝食の時に若い仲居さんに伝えると、「同じ晴れの夜
でもまったく違う日があるんです。私は地元の人間ですが、ある夜、凄い星空を見て震えたことが
あります。365日夜空を気にしているわけでもないから、一年で何度そんな夜があるのか分から
ないけど、そんな日に出会えたらラッキーですよ」と、微笑んだ。
確かに、そんな簡単に満天の星空を見ることはできない。だからこれからも温泉旅は続くのだ(笑)、
でも、このところお金を使いすぎて「節制」の2文字が頭に浮かんできた。2週間も休んだので、
しばらくは仕事が続くが、次の予定も迫っている。4月19日から2泊3日の奈良・十津川、南紀
勝浦の旅で、5人の友人と出掛ける。自分が幹事なので、JRの切符と、レンタカーの予約をしなけ
ればならない。
人間、次の目標、予定があれぱ、頑張れるものなのである。
ハイペースで温泉旅行をしている。別府、宮崎の旅から帰ってきたのは3月24日
だが、28日から2泊3日で長野県南木曽駅(なぎそ)から送迎マイクロバス20分
の、「ホテル富貴の森」に連泊した。場所的には、中央アルプスの南あたり。中仙
道、妻籠宿から飯田方面に10分の位置で、標高900メートルの高原地帯らしい。
南木曽駅からマイクロバスに乗ると、我々の他はすべて外人さんだった。しかも、
白人の方ばかりである。「へえ~」と思わず声が出た。最近、日本を訪れる観光客が
多いのは大阪の街を見ても分かるが、アジア系の人が多く、白人系の人々は2,3割
程度である。ホテルに着いてさらに驚いた。全12室の温泉ホテルだが、半分以上が
白人観光客だったのである。仲居さんに聞くと、4月の予約はさらに白人系観光客が
占めており、7対3ぐらいの割合いになる日もあるという。
おそらく、ガイドブックなどの影響だと思うが、中仙道の宿場町がそのまま残っている
馬籠、妻籠の時代的町並みが大人気らしい。白人系とアジア系の、日本に求める観光コ
ンテンツが異なるのだと思うが、それにしても、アジア系の観光客一組も見なかった
のは意外だった。
まあ、それはともかく、「ホテル富貴の森」が、いい温泉ホテルなのは間違いない。高級
山小屋ホテルという感じで、部屋にしても、風呂場にしても木曽檜(きそひのき)をふんだ
んに使っていた。温泉は美人系のヌルヌル湯で、場所柄、露天風呂は丘の上に設えており、
見晴らしも最高だった。
しかし、今回の目的は温泉だけではない。このブログの題名である「満天の星空が見たい!」
にしては、星空情報が全くないので、「星空テラス」があるこのホテルを選定したのだ。今、
「日本一の星空 ナイトツアー」で注目されている昼神温泉はここからわずか20キロ、団
体で行くより、個人的に楽しみたいと思い、空気が澄んでいて、高所のにあるこのホテルに
訪れた次第である。
初日は半曇りで、綺麗に星が見えたものの、「満天」ではなかったので2日目に期待した。こ
の日の天気予報は降水確率0%、夕方も雲一つなく、大いに期待した。8時ごろ、星空テラス
に上がると、意外にも自分一人だけだった。900メートルの高地なので気温はマイナス3度、浴
衣の上にセーター、ジャンパーを着てもぶるぶる震えたが、こんなチャンスを逃がしたくないの
で、自動的に照明が消えた後、しっかり夜空を見続けた。
うーん、こんなものか?確かに普段の2、3倍は星が見えるが、インターネットなどに貼ってある
星空の、「星雲」らしきものまでは見えていない。そこで30分、粘りに粘ったが、ついに雲が出
てきて、やむなく部屋に帰った。そのことを朝食の時に若い仲居さんに伝えると、「同じ晴れの夜
でもまったく違う日があるんです。私は地元の人間ですが、ある夜、凄い星空を見て震えたことが
あります。365日夜空を気にしているわけでもないから、一年で何度そんな夜があるのか分から
ないけど、そんな日に出会えたらラッキーですよ」と、微笑んだ。
確かに、そんな簡単に満天の星空を見ることはできない。だからこれからも温泉旅は続くのだ(笑)、
でも、このところお金を使いすぎて「節制」の2文字が頭に浮かんできた。2週間も休んだので、
しばらくは仕事が続くが、次の予定も迫っている。4月19日から2泊3日の奈良・十津川、南紀
勝浦の旅で、5人の友人と出掛ける。自分が幹事なので、JRの切符と、レンタカーの予約をしなけ
ればならない。
人間、次の目標、予定があれぱ、頑張れるものなのである。