近況はこんな感情

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エロい・エッチな

2017年11月14日 06時50分41秒 | 枕電子計算機
▽「エロい」は男性の内面に焦点を当てている言葉ですよね。

「エロい奴」って聞いたらほぼ全員が男性を想像するでしょう。

たとえ、「おい、あの女見てみろよ、エロくね?」っていう場合であっても、性的興奮を覚えているのは男性側であって女性の性格を形容しているわけではない。

「色っぽい」は男女ともに形容できる気がしますが。



▽露出の多い服を着ていると女性同士で「その服エロいね」とか言うらしいけれど、

これも「男子の劣情煽りそう」という男視点が入り込んでいるのではないかと思います。


▽「淫ら」は女性を形容することが圧倒的に多い気がします。

けどこの語はかなり昔から使われていているし、アダルト業界のおかげで現存している様な限定的な語。

これじゃあ若者は納得しない。日常では使わない、使えない。

しかし程度の差はあれ「淫らな」女性がいることも事実。

個性の多様化、そのような個人の特徴を「触れてはいけない部分」と黙り込んでしまうのはその人の個性を一つ殺してしまうことにはなるまいか。



▽ということまで考えて使われてるのか知りませんが男性で言う「エロい奴」は女性なら「エッチな子」になりそうじゃないですか。

「淫ら」より幾分か現代チック。

けどそしたら次の問題が。

男性は「-い」で終わる形容詞(イ形容詞)なのに女性は「-な」を付ける形容動詞(ナ形容詞)。これ如何に。

ということでToLoveるの作者、矢吹神は「えっちぃ」という形容詞を生み出した(もしくは既にあったものを世に広めた)のではないでしょうか。

「エロい」だとなんか直接的過ぎて語調が強い。今までほとんど男性を形容していた。

だから女の子に対して言いづらいし女の子キャラに言わせ辛い。対して「えっちぃ」は促音も入ってそこまで重々しくない。

響きだけで見ると可愛らしさがある。

矢吹神はやっぱり矢吹神やったんや。

坂本裕次郎氏の「あててんのよ」も後世に残る名言を生んだと思います。

漫画にみられる語彙は社会への影響力が小説よりも強くって研究対象として面白そうですね。



▽ちなみに「えっちぃ」なのか「えっちい」なのか「エッチい」なのか「エッチぃ」なのかといった正式表記がわからず

漫画で使われているコマを探すため「金色の闇 えっちい」で画像検索しました。

同人誌のページがたくさん出てきて劣情を煽られました。

同人誌だと矢吹氏本人がどう上記の言葉を表記しているかを判断しかねるため、結局「金色の闇 嫌いです」で検索しました。

最初からこうするべきでした。



▽ただ、最近は「エロい奴」でも女性の性格を形容する例が見られないことも無くて、

直接的な言葉を使うようになったんだなぁと感じています。

この「語について」どう思っているのか率直なところを聞きたいのですが、

どうしてもこういう話は憚られますね。

こちらは単に語感について聞きたいだけだとしても、セクハラになりそうです。



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