近況はこんな感情

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故郷

2015年06月14日 18時40分05秒 | 枕電子計算機
▽「兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川」

「うさぎおいし」という部分を「兎が美味しいものだと思ってましたよー」っていう使い古されたネタがある。

唱歌である「ふるさと」。小学校の音楽の教科書に載ってたのを記憶しているから

かれこれ10年以上前から私とこのネタとの付き合いはあるのだろうと推測する。


▽兎を追うってのが身近な経験じゃないからこそ、この勘違いに見せかけたネタは生きてくる。

もう野山に兎いないでしょ。

小鮒はいるのかもしれないけど。

よしんば野山に兎いたとして、あいつら速ぇんだよ。動きが。

とてもじゃないけど遊び半分の人間の足じゃ追いつけないよ。

猛禽類が追うような獲物よ。

こっちも命懸けなきゃ追われる兎の方がかわいそうなもんですよ。

そう。

兎を追う目的って結局は食するため。

じゃあ「美味しい」でも別にいいじゃん。最終的に食ってるし。

そこまで見当違いなボケでもないじゃん。


▽食用に兎を捕るため少年期に野山を駆け巡ってたのを懐かしむこの歌詞、

内容を現代の小学生が理解するのもなかなか難しい話。

小学生の理解語彙に「追いし」が入るのもこの歌がきっかけじゃない?

パッと聞いたら「あー、このスイーツおいしー」みたいなのが出て当然。

「兎が美味しいものだと思ってた」ってのは誰もが一度は考える、一種のあるあるネタなわけだ。


▽あるあるネタは世間話の種にしやすい。

そこまで仲良くない人に話しても「あー、思っちゃいますよね」くらいの返答は期待できるし、

そこまで仲良くない人から話されても「あー、思っちゃいますよね」くらいの返答はできる。

ただこれ以上話を広げられない。




▽そういうわけで「兎美味しい」からどのくらいまで話を広げられるのかなと思い立ってこの記事を書き始めた。

かといって、「兎は食用に追ってたわけですから美味しいでもあながち間違いじゃないかもしれませんね」とつなげたところで

その先は「へぇ」くらいしかないけれども。

話に花が咲かないね。

発芽まではなんとか行っても育つ条件が特殊すぎる。



▽だったら兎がうまいか否かの話は置いといて勘違いの方にシフトした方が得だ。


お魚くわえてたのは野良猫じゃなくドラ猫なんだー、とか


どんぐりころころは「どんぐりこ」じゃなくて「どんぶりこ」だったとか、


アルプス一万尺を一万弱だと思ってて、世界一高い山があるとはいえ一万メートルは標高サバ読みすぎだろと考えてた、とか

子ヤギの上でアルペン踊りはかわいそうだろ、とか、

そもそも小槍ってなんだよとか。

あぁ、あれは日本語訳するときにアルプスを日本アルプスに置き換えてて、

小槍ってのは槍ヶ岳の山頂付近にある岩のことですよ。




へぇ。

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1 コメント

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えっs (サム)
2015-06-15 08:11:21
最後の、そうなん!?
知らなんだー。
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