近況はこんな感情

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映画館でも泣く。

2015年09月14日 20時31分46秒 | 枕電子計算機
▽重松清の『とんび』を読んでいる。

今回はいつもと違い、読み終える前にブログでその本について書いてみようと思う。

▽あらすじ

美佐子さんとの間に待望の長男アキラが生まれたヤスさん、

アキラへの愛余って時に暴走し、時に途方に暮れる。

我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。

魂ふるえる、父と息子の物語。

▽巻末のあらすじをほぼそのまま。

重松清の小説にはいつも涙させられる。

今回も泣かせられるだろうな、とこの本を手に取った。


▽もともと涙もろい。

特に親子もの、友情ものに弱い自分だ。

あと動物系。

恋愛ものはほぼ泣かない。

経験の浅さだろうか。

人がそんな一途になれたら素敵ですね、はいはい。

とかひねくれた視線で眺めている。

主人公クラスの男みたいにイケメンじゃないし

かっこいい行動もできないから僻んでいたりする。

家族ものや友情ものの男は大抵バカで、融通聞かなくて、不器用。

けど心の奥に熱いものがちらちらしているのが垣間見えて、親近感が湧いたりするのだけれど。


▽一番最近読んだ重松清の小説は『きみのともだち』というものだった。

女の子どうし、男の子どうしの有情が中心の話だ。

泣いた。

徹夜で読んで、その日一日鼻水が止まらなくなるくらい泣いた。

夜を徹した自分の感情の昂りがすべて鼻水となって出てきたようであった。


▽で、今作。

最初に書いたようにまだ読み終わっていない。

読んだのは第一章だけである。

あらすじでいう最初の一行、ヤスさんと美佐子さんの間に子どもが生まれたところまで。

しかし、既に泣いた。

『とんび』を読んだことのある母にも驚かれる驚異の早さ。

ヤスさんの子どもの誕生を我がことのように一緒に喜んでくれる友人や会社の人たちに泣かされてしまった。

これは色んな意味で続きが楽しみだ。


▽話変わって、今日、出身小学校の運動会を見てきた。

姉と姪っ子ちゃんと一緒に散歩がてら見学。

プログラムは各学年の100m走が終わり、1年生とその保護者による家族競技。

フラフープに入って一緒に走ったり、ボールを投げたり、親が投げたフラフープを子どもがくぐったりする種目である。


その、一緒に走る親子を見て、泣いた。

感涙。


▽ただの情緒不安定かもしれない。

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