足場

2018-01-05 04:13:56 | 仕事
仕事始めの昨日。

イケ監は、社長であるお父さんと一緒に得意先へ挨拶回りに行っているらしく
現場には来ませんでした。
最近、彼は、かけもちしている他の現場や本社に行くことが多く、あまり
現場に姿を見せません。
彼と一緒に仕事をするのが楽しいのに、なんだか話が違います。
なんのために2時間の遠距離通勤をしているのか、と少し腹が立ったり。

先日、ダンナに
「『エエ仕事あるでー』と、だまされて日本に連れてこられた外国人労働者
 みたいな気分やわ」
とぼやくと、笑っていました。

イケ監がいなくても、ベテランのYさん、若手(と言っても40歳代)のHさんという
二人の監督のおかげで、うまく現場は回っています。

そして、私も、二人の補佐として、頑張っています。

昨日、Yさんが、ごく自然に、こう言いました。
「○○さん、足場の上へ一緒に写真撮りに行こうか」
「はい!」
ヘルメット・腰道具をつけ、デジカメを首から下げ、工事写真用ホワイトボードに、
Yさんの指示通り、「○○棟 下地調整 施工状況」と、書き込んで、いざ出陣。

念願の(?)足場デビューです。

別の会社にいたとき、上がったことはありますが、今の仕事に就いてからは
初めてです。
イケ監が許してくれなかったことを、Yさんのおかげで、いとも簡単に
実現することができました。

どこまで上るのかしら、と少し緊張しながらYさんについていくと、階段を
一つ上がっただけでした。つまり、2階くらいの高さ。ちょっと拍子抜け。

Yさんが作業しているところを、指示通りの角度で、6枚、撮りました。
事務所に戻り、その写真が入ったSDカードをHさんに渡しました。
彼はアキレス腱を切ったあとの保護具(?)をつけているため、足場に
上がるのは危ないので、Yさんが私に写真係を頼んだのです。
信頼されてるようで、嬉しいな。

ダンナに「今日、ちょこっと足場に上ったでー」と報告すると、
「ふーん」
彼も長年建築関係の仕事をしているし、私の仕事内容も知っているので、
まったく驚きません。

「そういえば、アンタと知り合った有馬の現場でも、竣工前、足場に上って
 屋上で『墨だし』を手伝わされたことがあるなぁ。
 あれが、足場に上った最初やった。 覚えとう?」
「うん」
「あの頃(32年前)に比べたら、1段ごとの足場、高くなってるよねぇ」
「そやな、1,600(mm)から1,700(mm)くらいになってるな」
「前にテレビで見たわー。日本人の身長が伸びてるから、やて」

そんな話題で盛り上がる、ちょっと変わった夫婦でございます。(笑)

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