熟字訓の解説その2

2006-11-03 15:05:47 | 日本語・漢字
先日の問題のうちの「胡籙」は、「やなぐい」と読みます。

意味について検索すると。


矢を入れて携行する道具。右腰につける。靫(ゆぎ)から発達したと思われる
筒状の壺胡、箙(えびら)に似て扁平な平胡などがある。奈良時代に盛行したが、
平安時代に箙が出現すると、公家が儀仗(ぎじよう)に用いる以外は衰退した。
ころく。


他のサイトでは。

矢を入れる容器。矢を止めておく背板と、鏃の部分を差し込む箱から成る。
また、容器そのものと、それに差し入れた矢を全て含めてやなぐいと呼んだ。
後に、容器だけをえびらと呼ぶようになり、呼称が混乱する。



・・・・だ、そうです。
実は私も漢検1級の問題集で初めて知った言葉なのですが。

で、画像を検索してみました。



「国宝 沃懸地杏葉螺鈿平やなぐい」
 
戦場で使われるのではなく、儀式のときに装飾的に使われたもののようです。
なかなかきらびやかなものですね。



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