ぶり大根から派生した妄想

最近、晩ゴハンを作っている最中、ダンナからの「帰るコール」がかかってきた際は、
ガスコンロの脇でしゃべるので、
「今、○○作っとんねん！ええ匂いするやろ！」
そんなムチャぶり（？）にも動じず、
「ほんまや、ええ匂いするわ」
と真面目に返すダンナ。

一昨日、新しいパターンで、
「今、何を作ってると思う？匂いでわかるやろ」
と、さらに、ムチャぶりをしてみると。
「んー。『ぶり大根』！」
「惜しい！かぶを使った和風の煮物というのは当たってるんやけどねー」

一瞬、電話から匂いをかぎとったのか！？と、ビックリしました。
アンタは超能力者か。

あとで考えると。
先週末に遊びに行った私の実家から、
オトンが作ったかぶ・大根などをもらって帰ったので、
それが彼の頭の片隅にあり、その言葉が出たのではないか、と推測。

今日は、仕事帰りに寄ったスーパーで、
「そやそや、この前『ぶり大根』という言葉がパッと出たということは、
　それを食べたいという深層心理に違いない！」
と、気づき、鮮魚売り場へ。
ぶりの切り身を買って帰り、オトン作の大根を圧力鍋で下茹でするかたわら、
隣の鍋で、ぶりを煮て。

下茹でした大根をその鍋に入れ、コトコト煮て、味を染みこませ、
ダンナが深層心理から（？）リクエストした「ぶり大根」のできあがり。

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ところで。

一瞬、妄想しました。

これだけモバイル端末機（携帯電話・スマホなど）が進化しているのですから、
私達のアホな会話どおり、
「匂いが伝わる電話」が開発されたら、面白いな、と。
技術的に不可能なことは、わかった上での、妄想です。

しかし。

万が一、開発されたら、使う側にとって、いろいろ不都合な点が、ありますよね。

昨夜７時すぎ、ダンナからの電話は「帰るコール」ではなく
「今日は仕事で、かなり遅くなる」という連絡。
「わかったー。じゃ、先に寝てる－」

午前３時過ぎ、帰ってきた気配がしましたが、知らん顔で寝てました。

彼は２時間ほど寝ただけで、今朝もいつも通り、５時過ぎに起床。
元気な61歳です。（笑）
私も６時過ぎに起き、ちゃっちゃっと支度して、ダンナと一緒に駅まで歩き、
同じ電車に乗り、一駅前で降りました。
元気な50歳代です。（笑）

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もしも、昨夜、
「仕事で遅くなる」という電話があったときに、
甘く香る香水・化粧品やアルコールの匂いなどが、漂ってきたとしたら。

うわー。これは、やばい。
不倫の匂いがプンプンします。

仲良く一緒に通勤している場合ではない。
午前３時過ぎの修羅場です。

と、ここまで妄想したところで、私はしごく当たり前のことに気づきました。

そんな電話が開発されたとしたら、
周りの匂いが伝わるより先に、お互いの口臭が直に伝わるではありませんか。

きゃー。それは、イヤすぎるー。
この妄想、却下。（笑）