林業のまねごと

2018-12-03 06:55:51 | 主任さん
昨日の日曜日も、実家で林業(?)をやってました。



土曜日に買ったチェーンソーを駆使して、2ヶ月前の台風20号で
倒れた大木を30cmほどの長さに切断するダンナ。

私は密かに「ロープで幹を固定してあるんやし、ウチの土地の法面に
あるからひとさまに迷惑をかけないし、ある程度枝や幹はカットしたんやから
このままでええんちゃうん」と思っていたのですが、
ダンナは、「このままやったら、見映えが悪いし、ちゃんと始末せなあかん」
とことん真面目なヤツです。

そして、昨日は、大木切断も、いよいよ佳境に。
根元に近くなるにつれ、太くなっていく幹。
チェーンソーの刃が食い込んで、四苦八苦するダンナ。
納屋からハンマーなどの工具を持って来て、なんとかはずしましたけど。

切断したものを集めて、実家の庭に持って行って、と言われましたが、
一輪車に乗せ運ぼうとすると、めちゃくちゃ重い。
一度に欲張って乗せたせいもあるのですが。
大木倒木事件の現場から、実家までは、勾配20~30ほどの坂道が
20mほど続くのです。
車が入れない、スクーターで通るのが当たり前という幅の道です。

この坂道を一輪車で登るのは無理ー!と諦めました。

押すより、引っ張ったほうが楽なのでは?
と思い、ロープで2~3本縛って、ズリズリと、運びました。
それを3回くらいやりましたが、効率が悪すぎます。
ダンナにそれを言うと、「摩擦がかかるから、余計に疲れるやろ」
うっ。いい方法だと思ったのに。

ダンナは、ついに、幹の最後まで、切断しました。
一番太い部分は、直径60cmくらい。

数本ずつ一輪車に乗せて、ダンナが押し、前に回った私が
一輪車に結びつけたトラロープを引っ張り、坂道を登って運びました。
10往復くらいしたでしょうか。

夕方まで作業しましたが、まだまだ幹を運ぶ作業は残っています。
来週に持ち越し。ふぅ。

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こうやって1年2ヶ月以上、実家の草刈りや片付け、林業の真似を
している私たち夫婦。
あの殺傷事件以後、妹と弟とは、ほぼ絶縁状態です。
こちらが今後のことについて相談したい、
今週はこんな作業をしました、などと報告をラインしても、
無視されてます。
オトンとオカンの生命保険金を受け取って浮かれてたりしてね。(笑)
来年には、やっと甥の裁判が始まるというのに。
私は出廷して「死刑にしてください」と証言します。

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その代わりと言ってはなんですが、実家のご近所の方達とは
親交を深めています。
いつもスクーターで通りがかり、「がんばってるねぇ」と声を
かけてくれるおじさま。
同じくスクーターで通りがかり、とれたての野菜をくださる
おばさま。
お向かいの家に住んでいて、父が甥に襲われる場面を目撃し、
警察に通報してくださった女性は、実家の前に花を供えてくれて。
大木倒木事件で農機具ハウスをぶっつぶしてしまったおじさまは、
「自然災害のことですから」と、補償はいらないとおっしゃって。
先日参加した自治会の草刈りでも、皆さん温かく迎えてくださいました。

新しい家やマンションが多く建ち、その一方で、昔ながらの農家が
たくさんあるというちょっと複雑な(?)地帯ですが、
人とのつながりがあり、とてもいいなぁと思います。

オトン、オカン、こんな私たち夫婦のことを、あの世から見守ってね。

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