おいくつなんですか？

先日来、職場では、係長さんから頼まれた書庫の整理を、やっていて。

たとえば、「書庫Ａ１段目」に「○○地区○○事業に関する一件」と背表紙に
書かれているファイルを、エクセルに入力するわけです。

もしも、「このファイルは、こちらに置いたほうが良いのでは」と思った場合は、
自分の判断で、置き直します。
そういう裁量は、任されています。

とても困るのは、入力するファイルの「年度」欄が西暦なのに対し、ほとんどのファイルが
昭和・平成という年号で書かれていることです。

平成に入ってからのものがほとんどなので、西暦との対照表を作り、デスク横にマグネットではり、
それを見ながら、作業をしています。

しかし、とても古いものも、あります。
それらは、書庫でデジカメ撮影しても、文字が薄くて読み取れないので、
台車に乗せて運び、背表紙を確認しながら、入力します。

今日は、昭和45年の、ほこりっぽい分厚いファイルがあって、デスク上に置き、
「えーっと。西暦に直すと、何年？」
と、計算しようとしたら、
隣のベテラン職員の女性が、
「すごく古いですねー。なんだか、ホコリっぽくて、目が痛くなってきます」
と、笑いながら声をかけてくれて。

「ほんま、古いでしょー。
　で、昭和45年は、西暦でいうと、何年かなぁと、悩んじゃう」
「あ、私が生まれたのが昭和○○年やから、（それから計算すると）1970年ですよ」
「そっかー！ありがとうございます！」
（あとで考えれば、私も昭和生まれだから、全然悩む必要はなかったんですけれども。笑）

そして。その話の流れから、
「○○さんって、おいくつなんでしょうですか？」
と、にっこり笑いながら聞かれて、
えー！隣の席で７ヶ月働いていて、改めてそれを聞くー？！

私は、とっくに、彼女の年齢を知っていたというのに。

「うーん。教えません。」
と、一瞬、間を持たせてから、
「（あなたより）一回り、年上ですよ」
「じゃ、干支は○○ですか？」
「そう！一緒！」

ズバッと年齢を聞かれたのには戸惑ったけど、ずっと聞きたかったのかも。
なんとなく、嬉しかったです。

しかし、課長以下、課員１０名よりも私のほうが年上なんて、どうなのよ。
オバサンの臨時職員で、すいません。（笑）