最後の合唱コンクール

先日、まどかの学校の合唱コンクールがありました。まどかは交流クラスのお友達と一緒に[信じる]を合唱して、支援学級では[Believe]をハンドベルで演奏しました。

交流クラスのお友達と合唱しているまどかを見ていて、幼稚園から今までの約１２年間の事がいろいろと思い出されて、とうとう最後なんだな～と複雑な気持ちになりました。

まどかがまだ0歳の頃から、出来る限り同じ年の子ども達との時間がいっぱいの環境で育てていこうと決めてこれまで過ごしてきました。
1歳半から保育園と幼稚園の見学を始めて、保育園は連絡した全ての園からお断りをされて、幼稚園は５～６箇所園長先生と面談をさせていただいて、OKを頂いた園の中から決めて２歳児クラスから入園しました。3歳からは小学校の見学をして、校区の普通クラスに入学、3年生から今までは支援学級に在籍しました。

まどかは小２から、支援学校判定でしたが、まどかと家族の希望で支援学級を選択しました。それは、まどかを将来社会に出すと決めていたからです。まどかは障害があるので、私以上に人の助けを借りて生活していく事になる。そしたら、自分で人を感じて欲しいと思いました。私が何かを尋ねるとき、私が相談をする時、普段の生活の中でこの人だ！と感じた人を選んで連絡します。まどかは、教えてもらったり、助けてもらうことが多い分、この人なら大丈夫。と言う人がわかると少しは楽に暮らして行けるのではないのかな？！と強く思ったんです。

もちろん、知的にも、運動能力もかなり低いのでいろんな事がありました。幼稚園では、秋にある運動会のお遊戯のビデオを夏休み前に撮らせてもらって、夏休みから毎日練習しました。
小学校で普通クラスの時は、まどか様のプリントを私が準備して持たせたのを学校でやっていました。遠足は一緒に行くことが条件だったので、毎回子ども達と一緒に参加しました。思っている事をうまく言えなくて、お友達に手を出して謝りに行ったこともあります。私は、皆さんにお世話になってばかりのまどかに代わって、小学校の6年間で通常１回やったら良い学校の委員の仕事を、6年間毎年やっていました。
中学校では、1度だけトラブルになりかけた事がありましたが、すぐに学校に行って、交流クラスのお友達に私からお話させて頂いた事もありました。

いろんな事がありすぎて、決してあっという間ではなかった12年。
まどかは、毎年沢山のお友達に愛情いっぱいで受け入れてもらって、とっても楽しい集団生活を送ることが出来ました。

幼稚園も学校も大好きで、毎日とっても元気に登校していきます。自分自身でお友達を感じて楽しく生活できたことは、とっても大きな財産だと感じています。

合唱コンクールでは、残念ながら銀賞でしたが、交流クラスのお友達と共に金賞を目指した日々は素敵な思い出となった様です。

後4ヶ月余り、楽しんでね！まどか！