まどかと航大

まどかが2歳を過ぎた頃、やっと第2子の事を考えた。妊娠検査はイヤだったのでもし2人目がダウン症でもがんばろうと決めて授かった航大。
生まれた翌日小児科の先生に診て頂き、“大丈夫ですよ”といわれた時は思わず涙がこぼれた。
まどかの時と違い、航大は何事もスムーズ。私にとって当たり前だったゆっくりペースとは大違い。頑張らなくてもなんでも出来ていく。
航大は、2歳4ヶ月で保育園に入園し、その半年後まどかは小学校へ入学。私は学校の委員を受けたり、まどかの学校の送り迎え、プリントの準備、気付くといつもまどかの事で頭がいっぱいだった。
これではいけない！！何か航大の事を頑張りたい。と思い、しちだで暗唱とプリントコースをスタートした。暗唱は朝の保育園に行く10分。プリントは夕方の15分。そして朝、保育園に行く時、お迎えの時、寝る前のぎゅ～は航大が先。意識して航大中心の生活を心がけた。

まどかは、とっても優しく、何事も航大を先にしてくれる。自分より航大が出来る事にも、“航大君すごいね！”と認めている。航大も保育園のころから、2人で手をつないで歩く時は、自分から道路側に行くし、バスに乗って席が1つしか空いてないと、まどかを座らせてくれる。
私なりの考えだが、子ども達は、愛情をたくさん受けることで、周りの人にも優しく出来る気がする。子どもへの愛情の伝え方を教えてくださったしちだの先生にとても感謝している。

こんなに優しく思いやりに満ちたまどかと航大。たまに喧嘩もするけれどすぐに仲直り。かなり楽をしているママはやっぱりしあわせ者のようです。