ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

どうでもいい話かもしれませんが

2008-12-09 21:15:11 | 格闘技
先日ネットでいろんな記事を検索していたら、次のような記事を見つけました。2004年1月1日の記事です。たぶんたいていの人にはどうでもいい話でしょうが、個人的には奥さんが気の毒だと思ったので、ちょっと引用してみます。おそらく奥さんの談話を記者がまとめたのでしょうが、奥さんの想いがよく描かれているように思います。


<<離婚の話もした/曙夫人手記

 曙夫人のクリスティーン・麗子さん(32)は、リングサイドで夫の激闘を見守った。曙が角界から総合格闘技の世界へ転身しデビューするまでの不安、喜び、家族の存在などをつづった手記を日刊スポーツに寄せた。

 大将(曙)が倒れて動かなかった時は、本当に怖くなった。手を握って応援していた子供たちも、鼻血を見て泣き出してしまいました。でも彼は後ろに下がらなかったし、立派だったと思います。わずか2カ月の練習期間では仕方ない。しかも初体験。次のチャンスを生かせるよう、これから頑張ればいいんです。

 試合のことを考えるとおかしくなるし、胃が痛くなるから、なるべく考えないようにしてました。チケットの手配、子供の面倒とかをみて。心配してたし、本当は見に行きたくなかった。結婚前に、相撲を観戦して大将が負けて、もう2度と行かないと決めていたので。

 (中略)

 プロレス転向の話は何度もありましたが、本当のスポーツに思えなかった。横綱になった人にやらせたくなかった。何度もケンカして、離婚の話までしたんですよ。

 怖かったのは、ティーンエージャーが親から駄目、駄目と言われて反発するようにならないかでした。怒られるかもしれないけど、大将の頭の中は今でも18歳の男の子のように若いから。それにウチの奥さんが夢をつぶしたとか、オレはやりたかったのに奥さんのおかげでなにもできなかったなんて言われかねない。そんなこと聞きたくなかった。それで今回は彼に任せました。

 親方で協会に残って3年間、相撲を見ていて「オレが今現役だったらみんな倒せるよな」「オレの方が強い」なんて言ってました。でもチャンスがない。「そんなに自信があればやってみたら」って言いました。彼の生活を見て、この方がいいかなと思った。彼も「自信がなかったらこの道を選ばなかった」って。

 協会の給料では親方株(年寄名跡)を手に入れるのも難しかったことも関係しています。相撲には今も未練がありますね。

 相撲のように地方場所がないので、子供たちは喜んでます。家族のきずなは深まりました。クリスマスも一緒でしたから。大将も子供の成長を見守っていけると喜んでます。練習でできたおなかのアザはすごかったけど、こんなことがありました。(長女の)ケイちゃんが心配して「どうしたの」って大将に聞くと、彼が「ママが僕をいじめたんだ」。明るいですよ。

(中略)

 この2カ月、あっという間でした。でも大将が幸せですからそれでいいですよ、私は。毎日顔を合わせて、つまらなそうな顔を見るのはこっちもつらい。暗い顔は見たくない。ヒザは心配だけど、ケガしたら仕方ない。彼の選んだ道だから。私は応援するだけです。

クリスティーン・麗子>>

うーん、奥さんが気の毒ですよねえ。彼女もまさか、自分の夫が身体に刺青を彫りまくったり、世間からかなり馬鹿にされるようになるとは予想していなかったのでしょう。人を見る目がないといえばそれまでですが、それにしてもね。

たとえば記事中

>怒られるかもしれないけど、大将の頭の中は今でも18歳の男の子のように若いから。

ていうくだりは、「私の夫は頭が悪い」って言っているようにしか思えないんですけど。事実、曙はあんまり頭のいい人間ではなさそうです。

でも人間、なかなか将来のことまで見渡すことができないですからねえ・・・・。



それはそうと、この記事の写真を拝見すると、子供さん3人もつれてきているんですね。彼女にもそれなりの覚悟があったのかな。さらに一番右の眼鏡をかけた中年女性は何者なのでしょうね。たぶん奥さんのお母さんでしょうけど、彼女もそうとう複雑な思いだったでしょう。気の毒なことです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする