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光の系譜




先週のことですが美術展に行ってきました

都内の三菱一号館美術館というところで行われた
「印象派・光の系譜」
※会期は終了しました(すいません)(ギリギリ行けた)


美術にはまったく詳しくありませんが
モネの「睡蓮」とかあの辺りの絵がたくさんあるみたいでしかも
イスラエルから初来日の作品多数とかいうから
不要不急の外出はお控えムードになりつつあって迷いましたが
そうは言っても今見なかったら一生見られないかもしれん…!
と思ったので厳戒態勢で行ってきました
(地元出てから飲まず食わず帰宅)
(電車内で花粉症じゃないのに花粉メガネ)

芸術ど素人なわたしが今回足を運んだのは
以前ここにも書いたような気がしますが
上野で「モネ展」をみて非常に感銘を受けたので
それ以来少し気にかけるようになったからであって

決して音声ガイドの声優さんが気になったとかでは…!!(本当です)
(若手の方詳しくない…)

でもプロの方なので当たり前かもしれないけど大変お上手でしたし
邪念?が入らない分、内容に集中することができました
パンフのお写真の顔が良すぎて俳優さんかと思った…
撮影とかメイクその他の技術も多少あるんだろうけど
時代だなあと思いましたよ…ええ…

それはさておき。



絵に関しては、考えるな、感じろ。としか言えませんが(雑)
まじめに音声ガイドを聴きながら見ると
時代背景なんかも少し伺うことができて
それまでの西洋美術との違いについても知ることができて
なるほど…、と思いました

それまでの絵画は神話や歴史を題材にしたものがほとんどで
それをアトリエにこもって描くことが常識だったそうです

対して印象派の人たちは外に出て身近な風景を題材にしました
それは当時の世の中の景色をありのまま映し出すことでもありました
チューブに入った絵の具が使われる様になったことも
きっかけになったみたいです

画風もだいぶ違って
印象派の画家の作品には
物の輪郭を残さず色や筆のタッチで表現したものも多く
見方によっては粗く見えることもあり当初は
「ただのスケッチだ」というような酷評もされたようで
理解されるのには月日がかかったそうです


撮影OKなスペースがありましたので何枚か





景色を美しく描いた絵がたくさんあり
わたしの様など素人でも
何も考えず素直に美しいなと眺めることができました
特に空の色とか水面に映る景色が好物だとそれはもうたまらないです


正直、神話や歴史を題材にしたものだと
背景がわからないと深く入り込めないところがあって
ある程度の専門知識がないと理解ができないというか敷居が高いというか
一部の人たちの高尚なものとして存在するしかできなくて
なかなか裾野が広がっていかないですよね

だからこういうムーブメントによって間口が広がって
広く親しまれる様になるのはわたしは悪いことではないと思っています

本流みたいなものを守りたいという人も
いるとは思いますが
それはそれで頑張ってお互い切磋琢磨したらいいのではないかと


あと当時の時代背景として産業革命によって
都市が発展して人工物があふれていく中で
やっぱり自然が恋しくなって田園回帰みたいな想いを
抱く人も多かったそうです

時代や場所が違っても人の営みや心の在り方というのは
通じるものがあるなぁとしみじみ思ったりもしました

そういう意味では芸術自体が
時代の象徴とも言えるのかもしれませんね

見応えがあり大満足な展示でした

平日の午後でしたが大盛況で
当日券の購入の列は外まで続いていました
わたしは事前にローチケで引換え券を購入していたのでスムーズに入れました
たまたま会社関係で補助が出て安く買えるから
そうしたんだけどラッキー(´∀`)v


美術館自体も素敵な建物とお庭で
昔解体されたのをまた復元した経緯がある様です
たしかにこれは復元すべき…









またご縁があれば行ってみたいです
東京国際フォーラムのすぐ近くです

ちなみにここに書いたことは
個人レベルの感想と解釈なので違うところがあるかもしれません

ちょっと違うところがあったとしてもあまり責任は持てません

平たく言えば単なる備忘録程度のものでしかありませんが
誰かの何かのきっかけになったら
それはうれしいことだなぁと思います

また興味のある催しがあれば
行ける範囲で行ってみようと思います

不要不急と言われると心が傷みますが
昔も今も芸術やエンタメは大切な文化なのだと
わたしは言い続けたいです

不急かもしれないけど
不要ではないです、絶対

【参考】
↓良すぎるお顔(言い過ぎ?)








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