Marantz CD-50
知人よりメンテナンスの依頼を受けました。聞くと私から譲り受けたと言うのですがどうもあまり記憶に残っていません。どちらにしても15年ぐらい前じゃないかと思います。
前面 汚れが少しあります。 症状を見るとトレイが出てきません。
裏側
光と同軸の他FIXEDと可変の2出力があります。
カバーには防振用ブチルゴムが張り付けてあります。初めからかな?
カバーを取ったところ
ピックアップ 曇っているようなのでアルコールで拭きましたが曇りはあまり取れませんでした。
有名なPHILIPS 16bitDAC TDA1541A このDACはStuder A730、Revox B226、EMT 981など数々の銘CDプレーヤーに搭載されたDACで今でもこの音色のファンはけっこういるようです。
出力部分 良い部品を使っているようです。
プラスチックですがかなり補強には気を使っているようです。改めてよく見ると全体的に価格の割によくできていている気がします。
CDM-4Mメカニズム 清掃とピックアップ動作部分の注油 ピックアップは安いギアドライブではありません。
トレイのモーターの清掃、注油
ゴム輪の劣化によりトレイが出てこなかったようです。
CDM-4Mメカニズムの弱点 経年劣化によりこの歯車が欠損してトレイが出なくなります。今回はチックしましたが大丈夫なようです。
メイン基板は表面は銅箔でシールドされています。裏側のハンダをチェックして熱や力のかかるとことはハンダをやり直しておきます。
FL表示管はきれいにしておきます。
裏側のハンダは力がかかるところのハンダをやり直します。
ピックアップはアルコールでは曇りが取れませんでしたのでガラスクリーナーできれいにし、その後アルコールで洗浄しました。
伸びたゴム輪は53mmぐらいだったので50mmと45mmのゴム輪を購入しました。結局使用したのは50mmでした。
CD再生テスト中 トレイの動きもスムーズです。
システムに入れて試聴中 このCDM-4MメカニズムとPHILIPS 16bitDAC TDA1541Aの組み合わせから出る音は柔らかく滑らかでデジタル機器なのに不思議な感じがします。
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