前回の受診から
もう半年。。。
半年って
あっと言う間だわ〜
薄曇りにそびえ立つ
大きな病院
ちょうど一年前に
入院してたなぁと見上げた
ここで改めて
病気の詳細を♪
非結核性抗酸菌は、結核菌と同じ抗酸菌に属しますが、結核菌ではありません。そのため非結核性抗酸菌(抗酸菌であるが結核に非ず)、英語ではnon-tuberculous mycobacteria (略してNTM)と呼ばれます。NTMは土壌、水系、食物、動物(家畜を含む)などに生息しています。現在、約150種類が知られており、そのうち我が国で人に病気を起こす主な菌は約10種類です。
感染経路としてNTMの吸入による呼吸器系からの感染と、NTMを含む水や食物を介する消化器系からの感染があるといわれています。リンパ節、皮膚、骨・関節に病変を作ることもありますが、最も病変ができやすいのは肺です。かつては結核や肺に病気を持つ人が起こしやすいといわれていましたが、近年、世界各地で肺に病気がなく、免疫力も正常な人にNTMによる肺感染症が増加していると報告されています。NTMは結核菌と異なり、人から人へ感染しません。経過や胸の画像検査で結核と区別できる場合も多いですが、菌の名前が分かるまでの数日間は結核菌と区別がつかず、ひとまず結核として対応しなければならない場合もあります。また結核として治療を開始される場合もあります。肺疾患としては、我が国ではMycobacterium avium complex(略してMAC)菌による肺MAC症が約70%、Mycobacterium kansasii(カンサシ)による肺カンサシ症が約20%です。肺カンサシ症は結核と区別がつかないことも多いですが、特に増加傾向はなく治療によく反応します。一方、我が国で最も患者数の多い肺MAC症は増加傾向にあります。特に気管支を中心に病変を作る肺MAC症が中年以降の女性に増えていますが、最近若年者にも見つかっています。気管支拡張症、慢性気管支炎といわれてきた患者さんの中に、痰の中の菌を調べるとMAC菌が見つかり肺MAC症と診断されることがあります。
自覚症状がなくても、完全に治すためには定期的な通院が必要です。経過観察中でも最低半年に1度は受診しましょう。病気が進行すると体重が減ることがあるので、定期的に体重を測定しましょう。
血痰が出ることがありますが、必ずしも病状が進行、悪化しているとは限りません。血痰が出た時には受診しましょう。
胸部の画像検査(エックス線やCT検査)も重要ですが、喀痰検査は病状を把握するために最も重要です。
治療が開始されたら、薬を指示通り、確実に内服することが重要です。この点は結核など治療期間の長い他の感染症と同様で、治療を成功させるために大切な点です。
副作用で注意を要するのはエタンブトール(黄色い錠剤)による視神経障害やストレプトマイシンやカナマイシンによるふらつきや聴力障害です。五感に関わる障害なので十分に留意しましょう。
症状
肺MAC症では咳、痰などの呼吸器症状を呈する場合もありますが、症状はなくても偶然に検診の胸部レントゲンやCT検査で異常を指摘されたり、以前から指摘されていた影について原因を調べているうちに診断されることもあります。気管支に病変を作るので、病気の重さとは関係なく血痰が出ることもあります。結核症でよくみられる発熱、寝汗などのないことが多いですが、病気が進行すると咳や痰に加えて全身倦怠感や体重の減少(たとえば1年で5kg減)がみられることがあります。しかし肺MAC症に特徴的な症状はありません。
治療
治療には複数の薬を用いた化学療法が行なわれますが、有効な薬剤は限られており、治療の開始時期や終了時期などに定まった基準がなく、治療が難しい病気です。一般的に10年、20年の経過をたどり、進行もゆるやかで、日常生活に支障がない例も多く、治療をしなくても痰に菌がみつからなくなったり、何年もレントゲンが変化しない患者さんもいます。しかし年単位で少しずつ進行していく例が多いようです。画像で空洞(肺組織の一部が病気で崩れて穴があいた状態)がみられる場合、過去の画像と比較して明らかに悪くなっている場合、痰から多数のMAC菌がみつかる場合などでは治療を開始しますが、多くの場合には緊急性がないので患者さんの背景をよく理解し、治療内容、副作用や定期的な画像や喀痰検査等の重要性を理解した上で治療を開始することが重要です。
治療薬
代表的な治療薬はクラリスロマイシン(CAM)とエタンブトール(EB)で、この2種類の薬に、リファンピシン(RFP)を加えて3種類の薬で治療を行ないます。また病状によってストレプトマイシン(SM)、カナマイシン(KM)などの注射剤(筋肉注射)を使用する場合があります。中でもCAMは治療の要となる薬です。また2008年10月より、RFPと同じリファンマイシン系の薬であるリファブチン(RFB)が使用可能になりました。副作用にはアレルギー反応(発疹、発熱など)や肝臓や腎臓への影響、血小板減少や白血球減少などがありますので、定期的な受診と血液検査が必要です。その他に特徴的な副作用としてEBによる視神経障害、RFBによるぶどう膜炎(眼の副作用)、KM、SMによる第8脳神経系への作用によるふらつき(平衡感覚異常)や聴力低下(聴覚異常)、など五感に関係する副作用があります。日頃から新聞や本、雑誌の見え方に注意したり、階段などでのふらつき、耳の聞こえ方、などに注意します。大切なことは治療を開始したら服薬を確実に継続すること、副作用と治療効果を判断するため定期的な受診(内科、眼科、耳鼻咽喉科)と検査(画像検査、血液検査、喀痰検査など)を行なうことです。治療期間は定まっていませんが、一般的に年単位の治療が必要です、
この疾患を完全に治すことは難しく、経過観察が必要ですので、診断された場合には通院不要と判断されることはありません。自覚症状がないまま悪化する場合もあるので、症状がなくても通院を中断しないことが重要です。この疾患の経過を予測する便利な指標はありませんので、最低数ヶ月から半年に1度は受診することが大切です。
以上 ネットより抜粋↑
3年半前 会社の健康診断にて発覚
肺Mac症
昨年6月
投薬治療開始の為入院
薬疹発症により投薬中止
現在経過観察中
7月に予定していた受診日に
主治医の都合が悪くなり
6月21日に変更
今回は
CTではなくレントゲン撮影のみ。
一年前から
東京の病院に移った私の主治医
こちらに帰って来た時に
わざわざ時間を割いて
診てくださる主治医の受診は
私にとっては
大変有り難い時間です。
本来
私のような病気を
診るような方ではなく
もっと高度な治療を日々されている
スーパードクター
いつも優しく話を聞いてくれて
診察も丁寧だし
何度でも説明してくれて
昨年
入院した時にも
麻酔で朦朧としていた時にも
検査後にも
先生がいるだけで
先生の顔が見えただけで
先生が手を握ってくれただけで
本当に安心できました。
半年ぶりの再会で
やっぱり優しい笑顔で
丁寧に説明してくれる主治医。
肺のレントゲン写真は
一ヶ所白い影が
増えていました。
自覚症状はたいしてないので
これくらいなら
3剤の投薬治療を
するほどではないかなぁと。
多少
痰の絡みがあると伝えると
痰切りの薬だけ
服用することになりました。
冬の乾燥している季節は
比較的
大人しくなっている菌が
気温が上がり
湿度が高いと
活性化してくるので
喉の奥の痰をとり
少しでも風通しをよくしておくほうが
よいみたいです。
ムコダインは以前にも
服用していた時
私な場合、効きすぎなのか
喉が乾燥し過ぎて咳が出てくるので
1日3回服用のところを
自分の症状に合わせて
増減するように言われました
色々 話をして
終わろうとしたところ。。
『次回の診察のことだけど…』
『実は 日本から離れることになって…』
と先生。。
私『えーーーーっ』
もう絶句。。。
その後
色々やりとりしまして…
もう
二度と会えないのかと思うと
かなり
ショックで動揺を隠せない
泣きそうなくらい
ショックでしたが
今までのお礼を
変なテンションのまま言って
診察室を出ました。
先生は
やっぱり
世界で
活躍されるような方だったのですね〜
そりゃ そうだ。。
若くて
まだまだ これから
たくさんの方の命を救う方だもん
あぁぁぁ〜
でも
これっきりと思うと辛いなぁ
帰り際に先生にも言いましたが
先生の活躍は
これからは
ネットを通して見えるんだろうか。。
先生から頂いた
名刺は宝物になりました。
小さな町の小さな病院に
通っていた私が
大学病院から
週に一度 専門医として来ていた
先生と出会い
先生に病気を見つけて頂き
治療、診察してもらった3年半
こんな名医に出会えて
本当に良かったです。
私の病気は
これから少しずつ
進行していくはずなので
最後まで
先生に診てほしかった
本当に残念でなりません
私の今後は
入院した時に
病棟の主治医だった先生に
お願いしてくれました。
次回はまた
半年後の診察予約ですが
このショックは
しばらく
尾を引きそう。。。