評価5
再読(前回2017年7月22日)。
シリーズ第3弾のメインは「過剰な表現規制」について。
ある有名タレントの祖父の職業をめぐって図書特殊部隊玄田隊長の友人が書いた記事が訴えられた。それは本人が「床屋」と言って来た職業を業界の自主規制に乗った形で「理容業」と表現したからだ。ここで、玄田は誰にも予想できない解決策をひねり出す。郁たち特殊部隊員も騒動に巻き込まれて右往左往。
そして、「床屋事件」が一件落着したのもつかの間、続く美術展では自由をテーマにした絵画が検閲・没収の危機に直面。応援に駈け付けた特殊部隊と良化部隊との激戦で玄田隊長が重傷を負ってしまう。
軽いエンタメと侮るなかれ!
実は重いテーマが横たわっている小説なのだ!
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