評価3
再読(前回2020年6月13日)。
姫神湖畔の別荘地に4家族が集まり中学受験を目指す子どもたちの勉強合宿が行われていた。そんな所に並木俊介を追って愛人の高階英里子がやって来たのだが、その英里子を俊介の妻・美菜子が殺害してしまう。俊介は警察へ通報しようとするのだが、他の家族の説得に負けてしまい犯罪の隠蔽工作に加担し死体の処理にまで手を染めてしまうのだった。やがて、他家族による異常なまでの犯罪隠蔽にかける結束力に疑問を持った俊介は驚愕の真相に気づいてしまう。
受験生家族のうちの一つは有名な開業医であり、「こんな理由で犯罪行為に走るかな~」と大いに疑問を感じたし、(解説によると)著者の意図だったらしいが、登場人物の心象が語られることがないのでたんたんと事実関係が進んでいく展開なので奥深さを感じられないストーリー。ということなので、ま~読みやすいっちゃ~読みやすい(笑)。
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