相上工房× 目に見えない世界のこと

陶芸について書くつもりがスピリチュアルなことメインになってます。


生まれることが目的ではない魂

2022-11-22 | 日記

今回は生まれることが目的でない魂のお話です。

 

 私は2度の早期流産を経験しているのですが、これはI度目の流産を経験した時のお話になります。

 I度目の流産は、4週目の時に着床していた受精卵が剥がれ落ちてきてしまったことによる早期の流産でした。

 卵というかたちでこの世に存在していた子供の肉体” とのお別れは4週目でしたが、私のお腹に宿った子供の” とのお別れは、その1週間前の3週目の時にやってきていたのでした。


 妊娠から3週目に入ったある晩のこと。寝支度をして、ベッドの縁に腰を掛けていたら、目の前に男のビジョンが浮かび上がってきました。

 その男は多分、二十代前半くらい、東ヨーロッパの田舎の方で生まれ育った、という感覚が伝わってきました。

時代は1900年代前半くらいでしょうか。

 男は手に血のついた斧のようなものを握りしめ、ぼーっと立っていました。そして男の周りには血を流した女や子供たち(彼の母親、祖母、そして幼い弟や妹たち、、、)が横たわっていました。

 その情景をみて私が受け取った情報は、男が働き手として幼い頃から愛を受け取ることなく働き続けてきたこと、父親がなんらかの理由で不在であり、男が唯一の男手として家族を支えていたということ、男の中に感情というものが欠けていること、犯行そのものは突発的であった、ということでした。


 それらのビジョンを見た後、犯行を犯してしまった後の彼の” が留まっていた領域が伝わってきました。

 そこは一寸の光も通さない闇の中で、骨の髄まで凍てつくような冷たさのなかでした。そんな闇の中に、疲れ切った、でも相変わらず無感情な表情の男の顔がぼーっと浮かんできたのでした。


 今、私が目の前に見ているのは、私のお腹にいる子の前世だと思いました。そして、今この子に必要なもの、それは愛だと思いました。そこで私はお腹を両手両腕でつつみこみながら、「私があなたを愛してあげる!いっぱいいっぱい、愛してあげる!」とお腹の子に伝えました。


 すると、私のお腹の奥の方がぽかぽかと温かくなってきたかと思うと、お腹全体が暖かい光で包まれました。

そしてお腹の中からソフトボールを一回り小さくしたくらいの光の玉がピュンっと飛び出してきて、部屋の西側の天井と壁の境目あたりにビュンっと飛んで行って、壁にガツっと鈍い音を立ててぶつかったかと思うと、そのまま壁を通り抜けて外へと飛んでいってしまいました。


 ほんの一瞬のことに、ただただぼーっとしていると、隣の部屋にいた夫が心配そうに寝室のドアを開けて、「大丈夫?」と声をかけてくれました。

 夫は普段、私の不思議っぷりには距離を置いてあまり関心を示さないのですが、この時は何かを察したのでしょう。何か心配に感じたようで、「大丈夫?」と声をかけてきたのです。

 夫に一部始終を話すと、「それって、大丈夫なの⁈」という感じでより心配そうでしたが、当の私は全く呑気で、飛んでいった魂は「また戻ってくるだろう」くらいに、安易に捉えておりました。しかし、夫の本能的な心配が的中し、一度去った魂が戻ることはなく、1週間後、肉体” とのお別れとなったのです。


 この時のことを思い浮かべると思うことがあります。私が受け取った男のストーリーそのものは、私から愛を引き出すためのフィクションだった可能性もある、ということです。

 いずれにせよ、お腹の子は愛を受け取る” という目的を達成し、天へと還っていったのでした。


 魂は自らの目的を遂行しにこの地球上にやっきています。その目的を達成するのに、この世に生を受けて何十年と要する場合もあるし、私のところにやってきた魂のように、生まれなくとも目的を達成して帰っていく魂もある、というお話でした。

 

 

 

 次回は2度目の流産の時のお話をしたいと思います。

 長文お付き合いいただきありがとうございました。



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