※今回のお話の中には、“生命の選択” といった内容が含まれます。人によっては不愉快に感じる内容かと思いますが、私にとっての真実(=霊的体験)を語る上で必要な情報でもあります。そのことをご了承の上、お読みいただければと思います。
これは2度目の流産の時のお話です。この時は、4週目で受精卵が成長してないという事実を医者から告げられて、“肉体(受精卵)” との別れが訪れました。しかし、“魂” とのお別れは、その1週間前の3週目の時に訪れました。
そのお別れは夢の中の、あの世とこの世の狭間で行われました。
私がこの世から狭間に出向くと、そこにはあの世から天使と天使に付き添われた男の子がいました。
そして天使が男の子に代わって、私にこう告げました。
「この子は障害があります。あなたはこの子を産みますか?」
天使の言う障害というものが、心臓部の病気だということが伝わってきました。男の子がその病気を抱えているということは、元気に成長する姿を見ることができないかもしれない、ということを意味していました。
狭間では、自分を取り繕うことができません。“私”というものがありのままに出るところです。この空間では、自分の心に嘘をつくことができません。
天使の投げかけに対する私の答えはNOでした。
「せっかく生まれてきてくれるのであれば、元気に成長する姿を見たい。」
これが私の答えでした。
私が答えると、会話は終わり、私たちはそれぞれの場所へ〜天使と男の子は天へと、私はこの世へ〜と帰っていきました。
このやり取りから1週間後の検診で、受精卵が成長していないとの診察結果が下り、堕胎の処置を受けることになったのです。
そして、このお話は9年後の2021年へと続きます。
2021年8月30日、彼は私の元に現れました。
その日の夜中、私はベッドから起きてトイレに行き、部屋に戻ると、私の枕の上で、赤い光がついたり消えたりしているのが見えました。
よく見るとその光は人の横顔の形をしていました。目、鼻、ほっぺ、口、顎の辺りの輪郭が見えて、それが赤い光の状態で現れたかと思うと消え、でもまた赤く光っては消えて、を繰り返していました。
私はとっさに、この“子” をこのまま行かせてはならない、と思い、必死でその横顔を両手で抱き上げようとしました。何度も何度も抱き上げようと試みたのですが、なかなか横顔に触れることが出来きません。それでも、「行かせてはならない!」と必死で、何度も何度も両手で彼の横顔に触れようとしました。
すると、ふとした瞬間、彼の顔がふっと私の両手に触れて、その勢いで私は彼の身体全体を私の胸元に引き上げました。私は彼をそのまま私の膝の上にのせて、両腕で抱きしめました。
彼は、幼い男の子でした。身長は側で眠る私の6歳の息子と同じくらいでした。ですが、私にはすぐ分かりました。
私が今、膝の上で抱きしめているこの子は、9年前、私が産むことを拒んだあの時の男の子だと。
彼の身体は、未来を描いた映画に出てくるホログラムのように、透き通って、立体的な光の状態で私の膝の上にのっていたのですが、その重みや抱きしめている時の感触などが生々と伝わってきました。
私の腕の中で横たわりながら、彼は自分の名前は「まもる」だと教えてくれました。
彼を膝の上にのせて抱きしめながら、別のパラレルワールドの私が彼を産み、育てている、そう思いました。
彼は、私が産むことを断っても、自分が決めてきた生き方〜病とともに生きる生き方〜を変えずに、別のパラレルワールドで生を受け、生きていた、、、私の中でそう理解した時、彼の身体は私の前からゆっくりと消えていきました。
彼は、自ら計画した通りの人生を歩んでいたのだと思います。私に断られても、別のパラレルワールドでその目的を達成したのだと思います。もしかしたら、天使に連れられて私の元にやってきた時点で私が産み育てることを断ることも、9年後に私の元に現れるということも、彼の計画の中にあったのかも知れません、、、。
彼が成長した姿で現れてくれてから、ずっと疑問に思っていたことがあります。
何故、2021年8月30日に彼は現れたのか?
彼が現れてからずっとどうしてあの時だったのだろうと考えていました。そしてある時ふと、もしかしたら、と心をよぎるものがありました。
あの日、あの時が、彼が生命を終えようとしていたタイミングだったのではないかと。
枕の上に映し出されていた横顔は眠っているように微動だにしませんでした。私が抱き上げた息子は、身長に見合わないほど体が細く、体重も軽く、パジャマ姿で、力無く横たわっている状態でした。その手は骨格がわかるほど痩せ細っていました。もしかしたら、彼の魂が地球を旅立つ前に会いにきてくれたのかもしれない、そう連想されるのです、、、。
ということで、次回は第一子妊娠に至るまでの不思議な体験を書いていきます、、、、、、、、、黒い影が出てきます⁈
それでは、長文お読みいただきありがとうございました。
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