よく知られているのかとも思うが、日本は1人負けである。
何でもいいから仕事に就け、生活保護頼らずに働け、国に甘えるな、仕事はいくらでもある、とバカなことをやり続けて、劣悪労働を温存させてきたから、日本の賃金は経済成長しようがしまいが、関係なく下がる。
— 藤田孝典 (@fujitatakanori) March 12, 2021
賃金上げなくても、いくらでも人が来るし、誰も文句言わないから賃上げしないよね。 pic.twitter.com/1YbknmI0bH
マスメディアは、この事実を大々的に取り上げて、「先進国で日本だけが賃金が低下している」ことをアジェンダとしてセッティングするべきだ。
ジャーナリズムの仕事は、権力監視と、現実を提示して、それをアジェンダにすることである。その活動により輿論を巻き起こすのだ。
ちなみに元々は世論popular sentimentと輿論public opinionnがある。ジャーナリズムが現実を提示し、それについて人々が考えたり議論し、輿論を巻き起こす。これはpublicであるから、国会はこの輿論をバックに政府に意見しなければならない。
当然国民の意志であるから、政府もその意思を尊重する。これは民主主義の当然のプロセスだ。
僕は「帝国的生活様式」はイヤだが、まともに生活できない人が多くなるのは、もっとイヤだ。