ダンボール作用点 ＜お風呂でアイデア会議＞

「おとうさん、明日はどこ行くの？」
「明日って、仕事だよ」
「どこの仕事？」
「大阪だよ」
「いっつもとちがうじゃん」
「そう。月ようは、梅田だよ」
「そこで何してるの？」
「いろいろなものを見たり、どんな商品を作ったらいいか考えたりしてるよ」
「たとえば？」
「そやなぁ、ダンボールでできたものとか、新しい箱の形とか」
「おもしろそう」
「○○ちゃんや、こんなんがほしいっていうアイデアおしえてくれたら、お父さんが形にしたんで」
「じゃ、こんな小さいテーブル作ったら？」
「なにすんの？」
「ここにジュースのせて、ここにはおかしがのせられるようにしたらええやん」
「お皿みたいなやつか？えんそくにもっていけるなぁ」
「そうそう。そんでな、いすもあってな、すわれるねん。ざぶとんみたいなんでもええし」
「それやったら前かんがえたで。一回もってかえってきたやろ」
「どんなんやった？」
「こんなんで、こうやって組み立てるやつや」（風呂場のくもりガラスに書きながら）
「ほんでな、ここにせんぷうきがつけられるようになってんねん」
「そりゃおもしろいなあ。でも、さむいやん」
「じゃ、ストーブつけられるねん」
「そんなんもえるで」
「それとな、赤ちゃんがあぶなくないように、丸くしとくねん」
「つまづいてこけたらあぶないしなぁ」
「そうそう」
「そろそろ出よか」

着替えた娘は、紙とペンを持ってきてアイデア会議は続くのでした。

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　「パッケージや緩衝材の形状提案をして欲しい」
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　　　などお聞かせ下さい。迅速丁寧に対応いたします。
　「こんなものを作ってみたい」
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　株式会社メルフ　須川栄司

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