昔から事故が度々発生しているのですが、消火器による死亡事故について紹介します。
企業では「義務設置」という決まりになっていれば、必ず規定本数と規定場所に消火器を設置することが定められています。
しかし、個人宅においては義務化されていません。
小規模の戸建て企業でもその場合があります。
これらは消防法にて決まっているのです。
定めの無い場合は、「任意設置」の範囲でそうしているのです。
つまり、自由と言うことです。
これを悪用して、「消防署の方からきました」と言って消火器を販売する悪徳業者がいました。
方とは「方角」のことで職員ではないのです。
消火器自体は危険から身を守る1つのアイテムですが、一般的に次のことが知られていません。
1.蓄圧式なのか加圧式なのか(加圧式が使いやすく安全)
2.使用できる年数が制限されていること(詰め替え等が必要)
3.金属筒に溶接して形作り、簡単な塗装で商品化されていること
ここで大事なのは、金属は錆びるということなのです。
室内、室外にかかわらず湿度の状態が著しく高いと錆が回って、蓄圧式タイプの場合は大変なことになります。
レバーのところに圧力ゲージがあるので誰でもすぐわかります。
圧力が外に出ようとしていますから、使用するとき、移動する時等に衝撃が少し加わっただけで持った手を「支点」に反発する動きをしますので自分の顔の下に消火器を持った場合、顔に向かって消火器が向かってくることになりますから、即死する場合もあります。
左右のどちらかに持っていても、鎖骨を折ることになります。
確か、牧場などで死亡事故があったことを記憶しています。
安全を維持するものが実は管理をしっかりしないと一番危険なのかもしれません。
危険なものを取り除く「力」を有しているのですから。
消防法の改正により、これらの事故は将来的にはなくなると思いますが、経過措置により、以前の消火器も暫く使用できることになっていますので該当する消火器をお持ちの方は注意してください。
また、古い消火器を処分したい人も下記にそのことについて触れたものを掲載します。
総務省 消防庁からの注意喚起になります。
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