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アバウト過ぎるラウンドアバウト

2014年09月02日 | 道路交通法改正

9月1日より長野市須坂市や東京都多摩市他から変形交差点(ラウンドアバウト/環状交差点)の運用が開始されたことが報道されていました。(全国7都府県15箇所)

 

つまり道路交通法の改正ということです。(環状交差点内の通行方法改正)

 

ドーナツ状の交差点を“時計回り”に進行します。

 

この交差点に限り交差点内に進入する場合は右左折の“方向指示器/ウィンカー”は不要ですが、離脱するときは合図をします。

 

留意すべきは、そのまま時計回りだということで、最初に左折ウィンカーで進入すると、左に自分が左折する合図になりますので注意です。

 

 

 

長野県警察本部では運用の説明をしています。

 

 

 

 

全体的な進行手順です。(下図)

 

 

 

 

 

回り方の基準(上図)

※一時停止する必要はありません。

軽井沢では、当面の期間“一時停止”するようです。

 

 

 

 

転回している車両が優先(上図)

この場合は当然一時停止します。

 

 

 

 

交差点から出るときには合図をします。

 

 

 

 

 

 

歩行者優先です。

 

 

 

 

私なりに海外で運用されているこの方法の取り込みに当たっての経緯を考えました。

 

こんな理由からかなと“推測”します。

 

役人には自分が最初にやったことを誇りに思う人がいます。

 

このメリットは信号機の廃止による電気代節約に大きく貢献します(信号機の経年劣化による問題を回避できます)。

 

停電時の信号機滅灯に対する問題が無いこと

 

交差点事故が圧倒的に多い日本での事故減少による死亡事故の削減

 

絶対的な車両の減速と歩行者の車両への注意増加 

 

歩行者への配慮

 

良いことずくめですが、私たちのことよりも“何かの数値目標”を優先にした対応に見えてしまいます。

過度の渋滞は小さな事故が増える可能性がありますが、絶対的に死亡事故は無くなりますから。

 

また、この運用開始に当たって告知が少なかったように思えます。

 

前回説明した矢印の信号機での転回が出来るようになった点についてもです。

 

免許更新の講習会に行ってもなんら説明を受けることはありませんでした。路上の寝込み事故多発、交通事故のことばかりでした。重要なことですが、ドライバーの技術向上にはなんの役にも立っていません。

 

視覚効果、明暗の恐ろしさについて説明するべきなのですが、数十年前の知識を現代の人に押し込む説明では社会情勢が変化していることに対処できないと感じます。

 

道路の走り方が変化しているのに、講習で実技はないとしても、今時、動画による説明くらいして欲しいと感じるのですがみなさんはどう考えますか。

 

 

旅行で出かけた場所で突然目の前に“クルクル回転”する標識が現れたら、困惑しますよね。

 

 

 

運転するときはこの標識に注意です。

 

これがその標識

 

 

 

 

この形に“ゆずれ”と書かれると思います

 

 

 

「ラウンドアバウト」運用開始の初日、東京都や長野市では戸惑う声が多く、歩行者は「赤」は止まれ、「青」は進めで理解しているところを、安全に渡れない気がするとの声も出ているようですが、これも歩行者の車両対する注意を高める効果の1つなのです。

 

このラウドアバウトについては今後も増える予定で、2041年度中(来年の3月末迄)、全国に34箇所導入予定です。

 

 

 

とある実験によるまとめです。

http://thesis.ceri.go.jp/db/files/00355370001.pdf#search='%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%88%E6%A8%99%E8%AD%98+%E8%AD%B2%E3%82%8C%E6%A8%99%E8%AD%98'

 



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