yahooニュースで“割れスマ族”が話題になってました。
現在の多くは契約時に安く手に入る条件として、使用するスマホに対して2年間の契約を義務付け、途中解約や機種交換をすると利用者にペルティを課す恐ろしい契約となっています。
よく考えると利用者に対して理不尽過ぎる契約形態になっています。
これが普通ですよと電気通信事業者がみんなでやると、極めて赤信号なのに青信号に見えるのは怖いことです。
そのため、画面等が割れても泣く泣く使い続けることを皮肉って“割れスマ族”というのです。もちろん何処から見ても造語です。
この実態調査の結果に基づき、由々しき問題として総務省が動き出したようです。
私は総務省が動いたことは必然的で個人的には同意します。
明らかに生活の一部として、携帯端末をユーザーが必要としているのを考えれば当然の結果です。
ましてや緊急連絡、各種緊急速報等を端末携帯を利用した情報戦略を進めているのに、割れていてよく情報がつかめませんでしたというのは、国民を見殺しにするようなものです。
今回の実態調査では次のようなことが分かりました。
サンプル年齢は何らかの理由によりスマホが割れた経験者で20歳から49歳の男女500人。
調査内容は記事によると、このような結果になっています。
バッテリーの持ちが悪い38%
本体に細かい傷がついている30%
ディスプレイに細かい傷がついている17%
ディスプレイにひびが入っている14%
タッチパネル(ディスプレイ)の反応が悪い14%
本体に目立つ汚れがついている11%
物理ボタンの反応が悪い8%
本体に大きな傷がついている(もしくは、割れている)8%
ディスプレイが割れている2%
このような結果となったそうです。
購入時に画面保護を目的として傷防止フィルムがあり、最近ではガラスフィルムがあります。
また落下の際に衝撃から守る目的で保護カバーがあり、販売店は推奨しています。
しかし、これらの選択をしても完璧とはいえませんから“保障プラン”に入れということですが、これもすべてをカバーするものではありません。
私はスマホを持たない派なので、家族がみんな持っていてもその必要を全く感じないガラパゴスな人間の一人です。
保障プランのことでこんなことが過去にありました。
家族がスマホを購入した際、au側が新規不良にも関わらず、保障プランをご利用になりますかという非現実的で不条理な条件を提示してきたのです。
(これはカスタマサポート故障受付センターでの対応で、街の中のauショップでの対応ではありません。)
その結果に不満に思うのは当然で、私は「○□×αβ・・・」とauに強く話したところ、そういわれれば確かにそうですね。
今回はお客様の提案のとおり、保障プランとは別で対応しますという結果になりました
私は彼の頭の中が狂牛病で犯されているのではないかと心から心配しましたが、これが今日のマニュアル対応の心のこもっていない不誠実な対応です。
申し訳ありませんが事実ですから。
それに比べてauショップの女子店員さんは好感が持てる誠実な対応で、この人が対応した方がauの端末が10倍売れるんじゃないかと本当に思えました。
私のことは忘れて頂き、スマホの話題に戻ります。
繰り返しますが破損したスマホを使用し続ける理由のひとつとして契約条件があります。
スマホ端末代金を値引きする条件で契約年数を2年間等とし、これを利用者に求め、万一契約期間中に途中解約した場合は違約金が多額で発生します。
これを「2年縛り」と表現しています。
縛ったら2年間解けませんという洒落にならないリアルな縛り方のひとつのようです。
しかし、これで利用者が解放されるわけではありません。
その後も契約したその月以外の契約解除には手数料を定めており、長く利用しても負担だけが圧し掛かる仕組みです。
これらの背景には携帯会社の利用者囲い込み競争が激化したことが挙げられ、その反面利用者にとっては不利な内容となる契約条件が日常的になっているといえます。
こんな理由によって“2年縛り”のために端末交換できないなんて利用者を馬鹿にしていると思いませんか。
修理するにしても保証プランは制約条件が設けられ、費用がかさむ場合もあり、結局“割れスマホ”を使用することが多くなるようです。
そこで総務省が“2年縛り”についてけしからんという結論に達し、これらに何らかの規制を設けることとし、契約月以外でも無料で解約することができるように年末までに検討を図る方針とのことです。
記事はyahooニュース(編集担当:久保田雄城)様からの引用ですが、少し表現を変えております。
私はこの問題、実は総務省の役人がスマホが壊れたまたは解約したいと申し出たら、冷たくあしらわれ、違約金、解約金というお客様を馬鹿にした対応に唖然とした結果であるように感じました。
分かりやすく言うと、行政力で君たちの会社をコントロールしちゃうよと誰かが感じたということです。
民間の契約でここまで縛ることは本来異例と言えます。
携帯電話が世の中に普及してきた中で、消費者生活センター等には昔から苦情が絶えない事案のひとつとして契約問題があり、過去に社会問題となった記憶があります。
これらは改善されたと思いますが一難去ってまた一難です。
なにかと暗いニュースばかりでしたが、スマホ普及時代に大きな壁となっていた契約問題が改善されるのであれば大いに結構ではありませんか。
まさかの総務省がここで必殺仕事人となって、“必殺2年縛り斬り”を電気通信事業者に向けるとは夢にも思いませんでした。
がんばれ総務省の“担当者様”。
〔紹介動画〕
らんぽむさんが台風直撃の中、木更津駐屯地航空祭に潜入したそうです。
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