あなたは憶えていますか
毎年、私が訪れるのを楽しみにしている
「薔薇園のある喫茶店」のこと
今を盛りと咲く 色とりどりの
誇り高き薔薇に 逢いたくて
薔薇の片隅に 隠れるように咲く 白いレースフラワーに逢いたくて
真っ黒に日焼けした肌に
キラキラ光る マスターの目
を見たくて
今日から夏休み~!
と、家路を急ぐ子供のように
カメラ片手に駆け付けたのに。。。。。。。
何だかちがう
あの時の 華やかな空気は
すっかり 姿を消し
愛想の無い 沈んだ顔が拒否をする
もう、来ないでもいいよ・・
マスターも薔薇も 騒がしいマダム達の声も 無くなっていた
<閉店いたしました>
喫茶店の扉の文字は 虚しく揺れている
庭園には
薔薇の代わりに 別の植物がひっそりたたずんでいる
みんな、み~んな
どこに 行ってしまったのだろう。。。。。。。
☆写真は本日撮りました