この羽、何でしょう?
玄関に無数に散らばっていた
それは庭にまで広がっていた
辿って行くと お腹を赤い血に染めた小鳥が一羽・・・・・死んでいた
ついさっきまで 無心に草をついばんでいたのだと思う
自由猫(外を自由に歩き回っている)にやられたのだろう
猫というのは興味深い習性をもっている
愛くるしい甘い声でのどをならしながら スリスリ 柔らかい体を押し付けてくる
その姿の可愛らしさと言ったら~
猫の背中に天使の羽が見える!
その反面、「弱い者いじめ」をする
小鳥やねずみやとかげ、セミなどを捕まえて持ってくる
それらを すぐに殺さず いたぶり殺す
次はどんな手で相手を弱らせてやろうか
楽しくてしようがないみたいに見える
尾っぽは左右に激しく揺れている ブルルン、ブルルン~!
目はギラギラと輝いている
あわれな獲物は次第に弱り、力尽き、息絶える・・・
愛くるしい顔に隠された狂気の性格
私は未だにこの性格を理解することができない
そして
敗れ去ったものをそっと持ち上げる
しばらく 眺めて・・・・
さてと
何処にお墓をつくろうかな・・・・・
そのとき!
にわかに 大粒の雨が降ってきたのだ。。。。。