キース君御用達のお稲荷さん早朝散歩に行くのだけれど
小さな小さな街角のお稲荷さんでちょっとした遊具もあって公園にもなっている。
子どもが、なんやかんや寄り集まって遊んでいる形があったりするの
で、いっときそこらの石を拾って集めて城壁やらなんやらこしらえてるんだね。ってときがあった。
そんで、ついにはちいさなお狐さんの石像まで基地に連れてきて並べてあって・・
キモチはわかりけど、そりゃだめだわ・・・と眺めていたある日
その小さなお狐さんは、明らかに落としてクビと胴体が離れた状態で放置されていた(~_~;)
そうなの。ココのお稲荷さんは非常に変わった造りで
回り込まないと本尊が見えない。知ってるヒトじゃないと
キツネの居る場所にはいかないんだよね。
冒険好きのガキドモは、喜んで自分達でも運べるちいさなキツネがかわいくて表に連れてきて
調子こいて落として割っちゃったんだね
それで怖くなって逃げたんだ・・・わるいね!ってのが、桜の咲くころの話
どうしたもんかな・・・と思っていたら
程なく元の位置にちいさなちいさなキツネはそのバラバラの体で戻っており
元々ボロボロの境内だし、どのキツネもケガしてるし
一回り大きい子もクビが落ちていて
2匹とも修理してあげたいけど
勝手に持って行くわけにもいかないし・・・
でも100均やらホームセンターでいい接着剤さがして買うだけ買って
お稲荷さんに幾たび悩んで時だけが過ぎ
ある日小さな方のキツネは姿を消した・・
どぉしたのかな?自責の念にかられた子どもが引き取ったのか?隠滅したのか?
なにしろ・・・やっぱせめて残ってる中っ位の子を修復する!強い決意を持つ!
夏の終わり時折見かける多分管理を任されてるばあさまに急に話しかけ
その旨伝えて
昨日やっと
連れて帰ってきた
この子はきっと何年も何年も前からこんなだったんだろう苔の跡があり
イロンナ石像の悲劇の姿が去来する。人類とは誠にふり幅の大きい迷惑なイキモノである。
上手に乗せて上手に写真撮ったら全くわからん♪
元気にしたると意気込むが・・。だったらサッサと連れて帰って治してあげればよかったでしょう!
どんだけグズグズしてんだよ・・って話
ま、こうしてみるとシッポあればよかったね!なにしろうまく治せるといいけどね。
さて作業開始
セメントの箱には丸めてポンポンと乗せろ!って書いてあったからそうしましたが
シュークリームの中身みたいにブニュっと出てきた( ̄▽ ̄;)
やっぱ真っ白になっちゃうんだね
時間が経っても都合よく透明なんかにはならんね(-。-)y-゜゜゜
むふふ・・でも
なんだか楽しい♪いそいそ埃かぶった画材を出してきて復元作業
日本画材しかないから、雨風ですぐとれちゃうかもだけど
でも、それが自然というものよ
なんだかいとおしくて楽しくて
うひょぉ~久しぶりのウキウキワクワクドキドキ気分
しかしそううまくはいかん
そうよ。能タリンは、いつだってそう。
やっちゃ消し、消しては悩み・・ったって全く案も思考もないのよ
ただひたすら手数だけ動かす・・・あぁああ能タリン
いいかな?!なんて思って外に出すと全然ダメじゃん
とは言えなにしろ相当愛着湧くわけよ・・・
キース君に輪郭そっくりだし、正直犬とも言える姿だし
ま、お稲荷さんなんだからキツネよね。どっちでもいいの!なにしろカワイイ
グリグリ撫ぜてやる
月夜にすぐに帰すのが正しい気がしたけど、一晩は術後の様子をみないと・・って
朝の様子はま、しょうがないね。クビの傷は・・
でもカワイイ顔してると思わん?!ちょっとシンちゃんも思わせるね
これ位でいいよねほら・・ちょっとキース君でしょう
しっかり包んで帰しに行ったよろこんでるでしょ♪
顔に傷があるネコ顔のおかあさんもホッとしてニコニコしてる。
小さいキツネの行方は気になるけれど半年もやもやしてたのが
ひとまずすっかり満足なんだけど・・・
たった1日愛着持ってベタベタしただけなのに居なくなるとなんか寂しい
モチロンウチの子にしたいなんて1mmも思ってないんだけどさ
臨時里親とかパピーウォーカーなんて絶対務まらないなぁ~(-_-;)
なにしろありがとうございました。おかげで楽しかったです
これからホボ毎日会いに行きますねええ、そっちに回り込むのはキース君の気分次第なので
なんてちょっとシンミリのお稲荷さんの話
は、このままでは終わらなくて・・・
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