昨日とうって変わった寒いどんより空の朝
やけに早く目が覚めていつもだったらまだ布団の中でゴロゴロするんだけど
下に降りることにした。
朝一番の仕事はのご飯
少なくなった水を入れ替えようとボウルをあげたら
カナヘビがいるではないか!
どぉおおすんだよ!水も少ないまま慌ててボウルを元に戻す!
がわさわさワラワラやってくる!ってのにぃいい
知らないふり!知らないふり!
心臓バクバクさせながらネコどものご飯を用意
動揺するあまり缶詰を取り落とす つくづく小心者のアタシ
そんなこちらの事情は一切関知せずパクパク朝食をとるネコ
その間救出策を模索!準備を進める
そこへ食後の水を求めて来るネコかたずをのむ小心の老婆
しばらく平静を装い、ネコが三々五々散るのを待つ・・・
空きパックで確保して、そののちソロソロと下敷きを押し入れ
カナコを乗せる作戦
(カナヘビ研究家よりそんなにシッポが長いのはメスでありタマゴ持ちだとのリモート解説により命名)
かすかに頭をもたげるもほぼ無抵抗で無事成功
ソロソロと外に出てなるべく茂みに還したい
お隣の雑草の山にカナコを下すが・・動かない
もっと奥に行きなよ って少し押してみるけどクビをぐにゃっとさせたまま動かない
救出という名の刺激を受けて絶望したんだろか・・・
ワルイことしたなぁ・・・
なんだか随分茶色くなった保護色で横たわるカナコに別れを告げた。
いくらか小雨も降ってきて
なんだか宮沢賢治の世界にすっかり入ってしまった。
涙が出そうで出ない出しちゃいけないようなシミジミした気持ちで
いつもよりミルクを少しにした珈琲を飲む。
しばらくしてもっと奥の茂みの方がよかったかなぁ
あんなに弱ってればネコも目もくれないだろうから平気か・・・とか
ウジウジとぼとぼ見に行ったら
消えていた!最初は鋼色でキラ☆キラしてピンとしていた体も
やっぱ具合が悪くなるとすっかり茶系の超絶保護色になるんだろうか?って程景色と同化していたけど
いない!!よくよく目をこすって確認したがっ!いない!
ぁあああああ!さすがだ!
そうだよ・・その昔5階のベランダの鉢動かしたら
隠れていたヤモリが歩道にビタン!って墜落して!
でもちょっと気絶したのちふらふら歩いて去っていたの目撃したもの!
つおい!ガンバレぇえええええ~!カナコっ!子どもたくさん生めや!fight!