みじんこのお家

気が付かないうちに流れ去っていく時間の中でほんの少し交差する時間
グルメ・写真・旅行&猫

きつねうどん

2007-09-10 22:31:27 | 料理
一般に「きつねうどん」って言われてるけど
神戸
特に私の住んでいる近辺では
「しのだ」
そう言われていました

うどんの中に薄上げに甘辛い味が付いているのが入っているものです

ちなみに
その薄上げがそばに入っているものを
「たぬき」

言っていましたね

天かすが入っているのを
「たぬき」
と、呼ぶとこおもあるようですが

我が家近辺ではそれは単に
「天かすうどん」でした

それで、「きつねうどん」をどうして「しのだうどん」と言っているのか



その昔、現在の大阪市阿倍野の里に住んでいた阿部保名は、豪族であった父が他人に騙され所領を没収されたため、家の再興を願い信太森稲荷神社に日参しておりました。
 ある日のこと、数人の狩人に追われた白狐を助けたのですが、手傷を負ってその場に倒れてしまいました。助けられた白狐は葛の葉という女性に化けて保名を介抱しました。
やがて、愛し合うようになった二人は夫婦となり童子丸という子供(安倍清明と言われている)を授かり、幸せな日々を過ごしました。しかし、童子丸が5歳の時、正体がわかってしまった葛の葉は泣く泣く信太の森へ帰っていきました。家を去るときに障子に残した一首、
恋しくば 尋ねて来て見よ 和泉なる 信太の森のうらみ葛の葉」からは、その悲しみが伝わってくるようです。


この葛の葉の伝説から来ているんですね
なんとも、色っぽい感じがしませんか?


葛の葉稲荷神社