フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

フランスで体験する「博愛」優しい「セ・ノーマル」

2021-03-22 00:17:47 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

今日は仕事(小児科の診察)のお昼休みにジャッキーがマリーエメの家まで車で送ってくれることになったが、午前中は、奥さんのニコルが用があってサンラザール駅まで行くというので、一緒に出てサンラザール界隈に出かけることにした。

ここクリシーは、地下鉄駅も使えるが、最寄り駅は、国鉄駅のクリシー・ルバロワであった。もちろん初めて使う沿線で、メトロなどの切符は使えなかった。

 

とてもきれいな電車には、ちょうど遅めの通勤の人たちがたくさんいた。立っていた私に、1人のムッシュが「どうぞ」と言ってくれたが、「すぐ降りるので」と言ったところ、「どうぞ」と再度言ってくれた。今度は「ありがとう」と快く受けたが、そのとき「(セ・ノーマル(当然ですよ)」とにっこり言ってくれた。日本語の「どういたしまして」に相当するフランス語の言葉は「 De rien 」なのだが、こういうときに使わないので、訳すと「セ・ノーマル」は「当然ですよ」という日本語になってしまうのだ。気持ちとしては「どういたしまして」と言ってくれている。

 

このやりとりは、その年のクリスマスのメトロでも若い青年が席をを譲ってくれ、お礼を言うと、今度は日本語で「当然ですよ。」言われた。こうしてこういうときフランスでは「セ・ノーマル(当然ですよ)」というんだなと頭に入った。そのスマートさにちょっと感動した。この点、最近日本は恥ずかしい国になってきた。

 

とても気分をよくして、きれいに改装されたサンラザール駅の構内のショッピング街を少しだけ見て、プランタンやラファイエットというデパートのほうへ歩いて行った。デパートもあまりゆっくり見たことがないのだが、今回は屋上に登ってみた。

 

もうなくなってしまったが、初めて来たとき偶然「サマリテーヌ」というデパートの屋上に上ったが、そこからの景色がとてもよかったので、デパートの屋上は何時もチェックする。マレ地区にあるBHVというスーパーとデパートの間くらいの店のBHV(べーアシュべー)ところの上にも上った。

 

ラファイエットは屋上で屋外に出られて、眺望も楽しめてなかなか良かった。

ラファイエットの内部では、きれいな装飾の天井に近いところに透明の橋が突き出ていて、そこに乗ることができる。結構人が並んで待っていたが、並んでみることにした。突き出た橋の床が透明だから、先端部に行くとスリル満点だ。このようものがあるデパートは初めてだが、面白いものを造ったものだ。

そして、食料品売り場で、ジャッキ夫妻へのお礼に抹茶生チョコを買うことにした。日本人のパティシエのお店のものだ。

 

サンラザール駅の近くで小さなお店だったが食器などを売っている店があり、値段もリーズナブルだったので、買ってみると、お店のお兄さんも感じのいい人で、少しだけおまけしてくれた。この店を再訪しようとおもっていたクリスマス時の渡仏では、もう店がなくなってしまっていて、とても残念だった。

他に支店?もあるようなので、この時のお兄さんはいるかわからないが、いつか行ってみたいなと考えている。


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