さて、最後の朝、いつものようにマリーエメの用意してくれた朝食をいただき、出勤前のローランにも会えた。「次は、田舎の家に一緒に行けるように、もっと長く滞在してね」とありがたい言葉をいただいた。
ローランがタクシーを余裕を見て10時に予約してくれた。マリーエメが下まで降りて、見送ってくれたが、最後のお別れのあいさつで「私はあなたが大好きだわ。」と目に涙をためて言ってくれ、私も思いがこみ上げてくるものがあった。
タクシーはパリ市内は均一料金なので、右岸のここからは50ユーロ+α(呼んだ場合)しかし、このタクシー、大型のベンツ。後部座席が向かい合わせにたぶん三人ずつ乗れる大きさだ。こんなタクシーに乗るのは初めての事だった。もちろん、マリーエメ達は今までに何度も使ったことがあるのだろう。安心して空港まで乗って行けた。14時のフライトだったが、35分くらいで到着したので、空港でゆっくりできた。
そして無事、帰国。
今回の旅は、クリスマスの旅と違い、親戚のような関係の友人たちというわけではなかったのだが、終わってみると、親戚関係のような友人たちのその次の友人というレベルの人が増えた。シャンパーニュのバンジャマン家族、図書館マダム夫妻、そしてこのマリーエメの家族だ。
2021年の幻の三ヵ月滞在でも、キャンセル後の今も「もし来られるなら、いつでも連絡して」と言ってくれている。マリーエメの家族とは田舎の家での滞在の予定だった。
図書館夫妻からはつい先日、「シノンの家は一年に二ヶ月くらいの滞在するつもりで買ったのだが、コロナで去年はほとんどシノンにいて、ロックダウン中に生まれた孫に会うため、数度パリに戻った程度だった。来られるようになったら会おう」とメールが来た。
小児科医からも今度は「ブルターニュの別荘で一緒に過ごそう」ということだったので計画を立てていたが、それも延期ということで、希望をつないでおきたい。
バンジャマン家族は、ランスから去年ランスの郊外に引っ越していて、今度は大きな家なので、ぜひそこにも来てほしいとのことだった。
さて、その実現はいつになるか、今の状況では全く見通しが立たないが、いつか、ということで楽しみにしていたい。
そして、次の旅行記は、2018年のヴァンサンの結婚パーティー参列がメインの旅について書いていきたいと思う。
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