遅れてきたアンジェルは、20代前半で日本で見た時とは違い、いかにもといういでたちで現れた。日本でもメイクはしっかりしていたが、気のせいか今日は濃いような気もする。
また今日は歩くのにこんなにハイヒールで大丈夫なの?と思ってしまったほどだ。
しかし、「遅れてごめんなさーい!!」と現れた彼女、ハグとビズで再会を喜ぶ。
彼女は日本で買ったという布製のマスクを愛用しているそうでこの日もそれをしていた。
まず、彼女が小さいころからなじみのバティニョール地区を案内してくれるということで、ここも未訪で楽しみだ。
メトロで一駅乗り、Rome(ローマ)駅で降りて歩き始める。
初めて降りる駅だった。5分くらい歩くと広場に着き、彼女の行きつけのお店でランチとなった。
彼女のおすすめのものをいくつか選んでもらった。定番中の定番、「オニオングラタンスープ」も注文。実は後半、寒くなった時、ここで食べていたことを忘れ、「オニオングラタンスープを食べ損ねた!」と残念に思っていたら、帰国後、写真を見てびっくり。この時食べていたのだ。
彼女はオマールのパスタを食べていたが、分けてもらうととてもおいしかったが、もちろんお値段もいいお値段である。
他のものもトリュフが入っていたり、その割にはリーズナブルなのかもしれないが、アンジェルはここによく来るそうで、そのことにまず驚いた。フランス人はあまり外食はしないからだ。特に若い人は。
しかもここは彼女の御馳走だったのである。若い彼女にごちそうになるのは気がひけるので、お店に人にカードを渡そうとしたが、何といっても顔なじみのお店である。「日本のカードは受け付けない」と笑った。
お腹が膨れた後は、また来た道を戻る。その間に雑貨などの店が並んでおり、パリ中心部で買うよりは安いというアンジェルのすすめもあってのぞいてみた。ここで重い荷物になるのは避けたいというと、「10月末にもう一度会う時まで預かる」というではないか。
実は彼女が私たちにともってきてくれたお土産も重いのが玉に瑕だったので、それも含めて預かってもらうことにした。と言ってもまだ着いたばかりなので、ほんの少しだけにしておいた。
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