今夜はマドリッド郊外の友人宅へ。
初めて郊外へ向けて電車に乗るので、やはり緊張はしたが、まだ明るい。それに郊外と言っても地下鉄や郊外線で15分くらいのChamartinという大きな駅だ。
駅までご主人のステファノが迎えに来てくれていた。
彼はイタリア人でミラノ出身だ。
奥さんのクリスティナはスペイン人でマドリッド生まれだ。
さかのぼること何年だろう。
今から15年くらい前だろうか、奈良観光を終えて帰る途中の二人に蜂蜜屋で出会った。
ラテン系らしい二人なので、フランス人かなと思って声をかけたのが始まり。
二人ともとても感じがよく、連絡先を交換し、メールのやり取りをしていた。
そして、この訪問の数年前、スペインに旅行する息子たちのことをメールすると、「ぜひうちに」と、招待に預かった。
その時はグラナダ在住で、建築に関係する仕事をしている二人は、アルハンブラ宮殿で仕事をしていたのだった。
夜遅く着いた息子たちを迎えにきてもらい、夕食をごちそうになり、翌日はアルハンブラ宮殿を案内してもらったようだ。彼らの旅行の中で最高の御馳走で、一泊だけだったが、一番リラックスできる滞在になったようだ。
それからずっとそのお礼をいうためにもスペイン訪問の機会待っていた。
息子たちの訪問時、クリスティナのお腹には赤ちゃんがいて、その後マルコという男の子が誕生し、写真を送ってくれた。
そして私の訪問の時には、第二子のアレッサンドロという男のが生まれた直後だった。
奈良であったときの二人がもう立派なパパとママになっているのは、感慨深かった。
再会を喜び合い、手作りの夕食をごちそうになった。
スペインの豚、サラダ、どちらも美味しく、デザートはオレンジ。
彼らによるとスペインの北部はワインも美味しいということだった。
フランスのようにアペリティフも用意されていた。
私の英語が時々怪しくなるので、ステファノは「フランス語も話せるから、フランス語でもいいよ。」と言ってくれた。
男の子二人の名前は、イタリアの名前だ。そう言えば、イタリアンフレンチカップルのソフィーのところもイタリア人の名前だ。(息子は、ラファエルだ。娘はEmmaなので違うかもしれない。)
男の子はお父さんの国の名前にする習慣でもあるのだろうか。
彼らは日本旅行の時の写真を見せてくれたり、「日本が大好きなので、また子供たちが大きくなったら家族で行きたい」と言っていた。そしてグラナダに行ったらおすすめのジェラートの店があるからと、教えてくれた。
あっという間の楽しい夕べだった。
帰りも暗いので、駅までステファノが同行してくれた。
いつかまた日本に来てくれたら、今度こそ、お返しをする番だ。
やはり、人との交流は、気持ちを変える。
明日はアンダルシア:まずは、セビリアへの出発である。
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