神奈川県 逗子で医療用ウィッグ(かつら)をカットする化学療法(抗がん剤)を経験した美容師のブログ

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手術。もう一つの誕生日(あれから2年)

2010-09-08 21:31:56 | 通院、病気回想、健康
            手術はお昼の12時の予定。


            その前に両親がやってきました。     


            昨日の夜9時で水分の摂取は禁止されている。

 
            やたらと喉が渇く、、、。
 

    私      「あ~ぁ水が飲みた~い


    母      「やっと飲めるようになったら、今度は飲めなくなるわよ。」


    私      「そうかもね、、、
   

           手術の前に弾性ストッキングを履くのですが、お腹が張って前屈ができません。


          弾性ストッキングってかなり強力な圧力


          いつもより指に力が入らなくて、どうにも履くことができませんでした。


          母に頼んでも無理だったので、看護師サンにお願いしました。 


          準備ができて、いよいよ時間ストレッチャーに乗って手術室へ


          手術室って空調というか、無菌にしてるからか、独特のピリッとした空気が漂ってます。


          手術の前に名前と何の手術かを言って本人確認。


          手術台に移動、私を麻酔科医、ナースで取り囲む。


          脊髄に麻酔の針


 麻酔科医    「これ痛いですか?」


   私      「はい」


 麻酔科医    「じゃあこれは?」


   私      「痛くないです」



      マスクをしたり、両腕を手術台に固定、 主治医が、私の右手を握って微笑む、自分はどんな反応をしたのか覚えていない。


       「ゆっくり呼吸して下さい」そんな指示があったような、、、。      


                   


       服を選んでたと思う、、、。



       買い物の途中で目が覚めた


       朦朧と目を開けると名前を呼ばれていたよう。


       ぐるり見渡せば、手術室だった。

       あれ?目が覚めるのって病室じゃないの?


       意識がハッキリした瞬間、手が大きく震えた「寒い」術後、開口一番はそれだった。


  主治医  「悪い所全部取ったからね」


       、、、、全部?、、、、全部ってどこまで?、、、、


       ストレッチャーで手術室を出ると母が寄って来て


  母   「人工肛門にはならなかったって


      その時、確信しました。子宮も両卵巣も失ったことを、、、、


      あ~ぁ 無くなったかぁ~


      麻酔から覚めると意外に普通に話したりできるのに周りが驚いていました。


      もちろん 私自身も驚きました。でも、記憶はほとんど、できてないかなぁ、、、。


      今日から新しい私の始まり、、、。
   




   
コメント
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